【外房・大原沖】青物ゲーム 釣行レポート
待望の大型ヒラマサをキャッチ!
いよいよエンジン全開の青物ゲーム!ジギング&キャスティングで迎撃開始!


こちらが大原のジギングで定番となっているジグたち。セミロングが中心で、ウエイトは150g前後をメインに80~250gまで用意したい

プラグは16~20㎝(60~120g)程度のものが、よく使われている。状況によっては深場でも誘い出しが効くことがあるので試してみよう

ルアーをキャストする場合は、アンダーハンドキャストがお約束だ

ショートピッチの早めのアクションで誘いカンパチをゲット!

ラインスラッグを出さずに上へ上へとシャクリ上げる誘いでこのサンパク(イナワラ)を仕留めたそう

「スロー気味のワンピッチジャークで食わせました。ジグは、ネコメタル(イッセー)の120gです」

定番ゲストのハガツオは、ジャカジャカ巻きにヒットしてきた

スマは、仕掛け回収時の早巻きにリアクションバイトしてきた

このウルメイワシを追って大型青物が入ってくる。期待大だ

船長がシャクリの悪い部分を指摘。それを修正してもらった直後にヒット! この日2番目の大物となる7.5㎏をキャッチ! 使用ジグは「CBマサムネ(スミス)」155gシルバーブルーとのこと
ドラグ音が鳴り響く!

相手は最速スプリンターのヒラマサ。反転されたら怒涛の走りで根に回られる。下手なポンピングは返ってラインスラッグを生む。フッキングしたときの姿勢で巻き続けて一気に寄せよう

大型の取り込みは、魚を船の下で回させて、タイミングを計って頭からネットインさせること
107cm 10kg ヒラマサ!

この日最大サイズは107㎝、ジャスト10㎏のヒラマサ! シャクリ上げたジグが落ち始めるのを待ってからリールを1回巻くフラッシング効果を期待したワンピッチジャークで釣ったとのこと
コイツを仕留めたタックルは、ロッド:「グラップラー タイプJ S603(シマノ)」。リール:「ツインパワー6000番 ハイギア(シマノ)」。メインライン:PE3号。リーダー:フロロ40Lb。ジグ:「G2(シービーワン)130gイワシグロー」。

「山正丸」では、叉長65㎝以下のヒラマサはタグを打ってリリース。持ち帰りもこれ以上のサイズを一人2本までとバッグリミット決めている。持ち帰らないのならリリースして、再度の出会いに期待しよう

取材日翌日に取り込まれた19.5㎏のヒラマサ。大原沖にはこれ以上のモンスターが潜んでいて例年キャッチされている

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・大原港「山正丸」
例年、秋から冬にかけて釣果をグングン上げ、ヒートアップしてくる大原沖の青物ゲーム。
今期はなかなかそのスイッチが入らなかったが、今回の取材で大型10㎏と7.5㎏のヒラマサをキャッチ。
そして取材翌日に、さらに大きな20㎏クラスを取り込んで、いよいよ波に乗ってきた!
「連チャンで大型が釣れたからと楽観視はできないけど、大型ベイトを見つけるのが上手な渡り鳥のクロアシアホウドリが海上を旋回しているシーンを目にする機会も増えてきたし、取材中にもベイトとなるウルメイワシがジグに掛かってきたからね。状況は良くなってきているんじゃないかな。これまではシケ続きで、魚っ気が本当になかったからね」とは、ヒラマサのキャスティングゲームのパイオニアで大きさの世界記録を持つ大原港「山正丸」の山口徹船長。
ポイントは大原沖の水深20~40mの根周りの筋で、そこを横流しのスタイルで広く探っている。
「現状はジギングに分がありますが、水深20m前後の浅場ではキャスティングで魚が出ることが多くあります。できれば両方のタックルを用意して欲しいですね」と船長。
水深が浅いポイントでは、ジグをキャストして斜め引きを行い、より長い距離で魚にアピールすることが釣果を上げるコツになると教えてくれた。
ワンピッチワンジャークを中心に、いろんなシャクリを試して迎撃開始だ。
以上の記事は「つり丸」2022年1月15日号の掲載記事です。
つり丸の最新号 2022年1/1号 (発売日2021年12月15日)、電子書籍(デジタル版)は税込み600円。今なら初回500円割引やレビュー500円割引もあります!また、定期購読なら割引や送料無料!
タックルは、ジギング用とキャスティング用の2タイプを準備して挑もう