とにかく置き竿にしっぱなしはダメ。夜釣りでは、ルアーと同じくタナを広範囲に探ることが大事


数は少ないが指6本、7本といったドラゴン級もまじる。

置き竿では釣果が伸びないという。シンプルな仕掛けで積極的に誘いながらタナを広範囲に探るのがコツだと船長は言う。

「コレが平均サイズだよ!」。

エサはこのサンマ。タチウオの大好物。

清水船長いわく、「明るいうちからタチウオが食うときは、タチウオがやる気があるとき。こんなときは夜はもっといいよ」という。

一荷もアリあり!

良型のタチウオを豪快にゴボウ抜き。鋭い歯には要注意。

暗くなってからも食いは衰えなかった。

今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・沼津静浦港「清時丸」。
駿河湾の最奥部の沼津静浦港前の夜釣りで良型のタチウオが好調だ。
釣り方は、2本バリ仕掛けのテンビン吹き流し釣り。エサはサンマの切り身。水深30m前後から上へ上へとシャープにシャクリ、食わせの間を入れながら広範囲に探るのが夜釣りのコツだ、と静浦港「清時丸」清水國明船長。
「私は漁師です。遊漁船はほぼ夜専門。だから、湾内の魚の動きをよく知ってます。タチウオ釣りはどこにアンカーを入れるかでほぼ勝負が決まります」と清水船長の自信ある言葉とおり、当日は明るいうちから、指4本サイズを中心に5〜6本サイズまじりで順調に釣れ、沖揚がりの22時半までにトップ60本以上の好釣果。
船長にこの釣りのコツを聞くと、とにかく置き竿にしっぱなしはダメという。夜釣りでは、ルアーと同じくタナを広範囲に探ることが大事だという。
依然好調を継続しているこの夜タチウオだが、富士山から吹き下ろす風は大変冷たい。防寒対策を万全にして好調タチウオ釣りを満喫しよう。
以上の記事は「つり丸」2013年12月15日号の掲載情報です。
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夜釣りだが、場所取りのため明るいうちに出船。アンカーを打ったら開始だ。