東京湾 夜のシーバスゲーム 釣行レポート


ルアーの主役は上のような9cm前後のシンキングミノーだが、状況によってパターンは大きく変わるので、下のようなレンジを下げられるタイプのプラグも必ず用意しておきたい

「夜のキャスティングゲームは、使いこなすルアーの数だけ魚が獲れる」と内藤さん。当日は、12㎝超の大き目のミノーやシンペンも駆使して数を伸ばしていた

リールは、2500~3000番のスピニングリール。内藤さんによれば、ノーマルギアで可能ならメタルボディの剛性の高いリールがおススメだという
ベイトパターンの群れにぶつかれば グッドサイズの連発あるぞ!


キャスティングゲームが開幕すると、週二で「小峯丸」に通い詰める内藤さん。パターンに即応する「引き出し」の数を持つ、雄大船長も絶賛する名手だ

取材当日は、午前船が中止になるほどの荒れ模様だったが、夜便では、風向きと潮位を読んだ小峯雄大船長の読みがズバリ的中。沖目のポイントで、イワシ付きのグッドサイズが連発。「小峯丸」の名手・内藤さんは、たちまち船内にシーバスの山を築いた

フックの掛かりどころが良ければ、リーダーをつかんで船内に跳ねこむのが、手返しアップの秘訣。内藤さんは最終的には54本のシーバスをキャッチした

開始からテンションMAXの爆釣。資源量日本一の東京湾のポテンシャルを証明するバイトラッシュだった

水温もようやく安定してきて、シーバスのコンデションも上昇。強烈なファイトでアングラーを楽しませてくれる

沖のポイントでは、50~60㎝後半の丸々太ったシーバスが連発。「ようやく春らしいゲームになってきた」と雄大船長

内藤さんに誘われて、初のキャスティングゲームに挑戦した片瀬さんは、第一号が65cmのグッドサイズでこの笑顔。荒れ気味の海況の中で頑張って、最終的には18本のシーバスをキャッチした
爆釣のフィナーレを飾ったのは75㎝のファイターだった

後半戦は、潮止まりの時間帯で、レンジを下げるテクニカルな展開だったが、内藤さんは終了直前に温存しておいた「一等地」から75㎝を引き出し爆釣のフィナーレを飾った

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・寒川「小峯丸」
日本で初めて、片舷限定のキャスティングゲームでシーバスを釣るルアーの乗合船をスタートさせたのは、千葉県寒川港の「小峯丸」である。
デイゲーム以上にテクニカルなナイトゲームは、ヘビーユーザーに愛されている「小峯丸」伝統のゲームスタイルだ。
「シーズンは終盤ですけど、ようやく浅いポイントにシーバスの数が増えて来て、バイトが続くようになってきまたした」とは小峯雄大船長。
これは、開幕当初のメインベイトになる「バチ」の量が少なかったことが原因だが、ようやくボラ稚魚の「ハク」やイワシの回遊が増えてきたことで、シーバスの活性が上がってきたようだ。
取材当日は、夜の予報は、風が強く曇りのち雨という不安な天候だったが、荒れ気味の海況も幸いして、沖のポイントではイワシ付きのグッドサイズが連発。
ベイトを追うシーバス特有のパワフルなファイトを堪能。
帰り際に狙ったシャロー(水深5m前後)では、中層~ボトムを狙うテクニカルな状況のなかで、75㎝グッドサイズもキャッチされ、パーフェクトな展開で沖上がりとなった。
春のキャスティングゲームは、水温が上昇して潮が赤く濁る前のいまの時期が、シーバスの数も多くて一番楽しい絶好期だ。
あなたも、ぜひ一度こんな爆釣を体験しよう。
以上の記事は「つり丸」2022年5月1日号の掲載記事です。
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ロッドは、アキュラシーを重視してML〜M級で6ft級のボートシーバスロッドを使用。ラインシステムは、ストラクチャーをタイトに狙う場所も多いので、PE1.5号+フロロリーダー25~30Lbを1m前後(リールに巻きこまない長さ)がオススメだ