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アコウ!キンメ!知る人ぞ知る穴場!! 熊野灘の深海釣り

アコウ!キンメ!知る人ぞ知る穴場!! 熊野灘の深海釣り

三重県尾鷲三木浦は深海釣りでは「知る人ぞ知る」超穴場の港と言える。ターゲットは2㎏前後のホウズキをメインに大型のアコウダイと、同ポイントで釣れるキンメダイ。

perm_media 《画像ギャラリー》アコウ!キンメ!知る人ぞ知る穴場!! 熊野灘の深海釣りの画像をチェック! navigate_next

はるばる三重への遠征深海釣行 赤い魚たちが待っていますよ~

「今山の頂上を過ぎました。ここから深くなりますよ」。

三鬼善秀船長が告げた瞬間、これまでとは一線を画す明確なアタリにカイザーRの穂先が踊る。

終盤にさしかかった6投目、澱んだ船上の空気を一掃することは叶うのか。

フェイスブック友達の誘いで三重県に遠征!

フェイスブックを始めて丸3年、全国各地に「友達」ができ、時に釣行のお誘いを受けることもある。

今回は名古屋在住の水野氏の常宿、三重県尾鷲三木浦「三善丸」から熊野灘の深海に挑むことに。
 
カセ・筏の釣り場として有名で、複数のユーチューバーが動画配信を行う同地。

実は筆者はそれらを好んで閲覧しており、初来訪にもかかわらず「見慣れた景色」に何とも不思議な感覚だ。
 
今回のターゲットはアコウダイ。

と言っても、南紀周辺の「アコウダイ」釣りは「ホウズキ」がメインで、標準和名「アコウダイ」はまじる程度なのだ。
 
3月25日、三鬼船長が選んだのは航程1時間の阿田和沖の500mライン。

左舷に今釣行を企画した水野氏、船宿常連の南山氏、右舷に筆者、栃木から参戦の鈴木さん、船長の計5人で6時半過ぎにスタート。

「アコウとキンメがまじる場所だよ」の船長コメントに反し、ファーストコンタクトは一目で違う魚と知れる。

指示通りに幹糸間隔分を送り込めば、いくらかマシな第2信。さらに送るが後が無い。
 
一投目はエサを齧られた下バリと40cm級のクロシビカマス1匹。

左舷二人もクロシビカマスに苦笑い、隣席の鈴木さんは船長のハリに掛かったサメに道糸を切られるアクシデント。

遠路はるばる来たけれど もしかして「ボツ」!?

潮の流れを確認し期待の2投目は底潮がほとんど流れず。

15分ほど流してやっと出したアタリは一投目と同サイズのクロシビカマス。

同乗者は全員ノーヒットで、アタリがあるだけマシか。
 
3投目。なんとか底潮が動きだし「なだらかな海底を幅広く探る」船長だが、流し終盤に捉えたアタリはこれまた40cm級のトウジン。

続く4投目も同様にトウジンがプカリ。
 
5投目は水深が深くなっていくポイント。ここでも筆者と水野氏のトウジンのみ。
 
フジッシャー毛鈎+激臭匂い玉の集魚効果でここまで船中唯一全投入空振り無しだが、折り返し地点を過ぎても未だ本命の姿は見えず。

「今日はヤバくないか!?」と不安が頭を持ち上げる。

遠路はるばる尾鷲まで取材に来て「ボツ」はさずがにイタい。

何とか赤い魚を釣り上げて一矢報いたいところだが…。

大本命浮上に加え ホウズキ、キンメも!

テル岡本が熊野灘に持ち込んだタックルは「アルファタックル ディープインパクト カイザーR」と「ミヤエポック コマンドZ9」の組み合わせ

オモリ2㎏、胴付き10本バリ仕掛けで水深500m前後を攻める

6投目は10時40分。「ここは最初にかけ上がり、根の頂上を越えて落ちていきますよ」と、これまでとは異なる海底形状に一縷の望みを託す。
 
550mから流し始めテンポよくかけ上がる海底に「今度こそ食うか」と思わせるが、アプローチが無いまま、480mの頂上に到達。

ここもダメかと思ったが、下り始めたところで冒頭のシーン。

「来たよっ!!」右手を挙げて船長にヒットコール。

セオリー通りに送り込めば、竿先を明確に叩いた後にフワッとあおる食い上げの2信、3信と続く。
 
時を同じく「こっちも来ました!」と声を弾ませたのは隣席の鈴木奈々さん。

この日のために新調した「カイザーR」の竿先が派手に揺れる。

さらに左舷の二人にもアタリ、船長含め全員が食わせる。
 
朝イチのサメを警戒し「海園」投入後に巻き上げ開始。

これまでとは一線を画す抵抗と重量感に膨らむ期待。
 
先に巻き終えた左舷の獲物はギスとトウジン。自分は違うと信じつつ、チョッピリ不安がかすめるが…。
 
船長の仕掛けにはこの日初の本命、フウセンキンメの緋色が踊り、こちらも「赤い」と気合が入る。
 
先に巻き終えたのは鈴木さん。

海面に弾けた緋花はジャスト3kg、正真正銘の標準和名アコウダイ。

「大サイズが出たね!」やっと三鬼船長に笑顔が。
 
直後。巻き上げを終えて覗き込む海面下にチラチラ揺れる緋色が三つ。

「キンメだよっ!」船長のタモのアシストを受けて取り込んだのは35~38cmのフウセンキンメ。

一目で「脂乗ってます」の垂涎ボディに口元が緩む。
 
勢い込んだ7投目だが反応を外したか、トウジン1匹。

そして迎えた8投目、泣いても笑ってもラストチャンス。

6投目同様に山頂を越えた途端に筆者のカイザーRがガクガクと揺れ、送り込めば次々追い食い。

合図を待って巻き上げれば上から30cmホウズキ、0.8kgの本キン&フウセンキンメ、ビッグなミヤコヒゲにギスとバリエーション豊かな5連チャン。
 
結局、大本命アコウダイは鈴木さんの1匹にとどまるも、一時は「ボツ」も覚悟したこの日の潮況を踏まえれば及第点。

船長、釣り場、船宿、ロケーション…諸々含め、ぜひ再訪したい尾鷲三木浦。

我がフィールドマップに新たな1ページが加わった。

【三重・尾鷲沖】アコウ&キンメ 釣行レポート

高いポテンシャルを秘めた熊野灘の深海釣り。今後もチャレンジし続けていきたい!

キンメ、フウセンキンメ、ホウズキの3種が連なった!! 三重県尾鷲まで遠征しての深海釣りで十分なポテンシャルを感じたディープマスター・テル岡本これからはアコウダイが好シーズン!!

良型フウセンキンメのトリプル。潮具合によっては本キンメのズラズラ~もあるぞ

アコウダイの3㎏が浮上!! これからはアコウが好シーズンを迎え、ますます楽しみ

赤い高級魚がいろいろ釣れて お土産いっぱい!

これが今回のテル岡本の釣果。「次回はライトなタックルで挑んでみたいですね」とディープマスターは次なる作戦を検討中だ

今回、取材にご協力いただいたのは、三重・尾鷲三木浦「三善丸」

三重県尾鷲三木浦は複数のユーチューバーが動画配信を行うなど、カセ&筏釣りで広く知られる釣り場だが、船釣り、とくに深海釣りでは「知る人ぞ知る」超穴場の港と言える。
 
フェイスブック友達のお誘いで実現した今回の三重県遠征釣行。

ナビゲーターのフェイスブック友は「仕立なのでどんなタックル、仕掛けでもかまわない」と言うが、今回初乗船の「三善丸」、まずは「郷に入れば郷に従え」で三鬼善秀船長おすすめの胴付き10本バリ、オモリ2㎏のヘビータックルで熊野灘ディープゾーンに挑む。
 
ターゲットは2㎏前後のホウズキをメインに大型のアコウダイ(和名)がまじる「アコウダイ」と、同ポイントで釣れるキンメダイ。
 
当日は天候、海況には恵まれるも底潮が流れず、終盤まではクロシビカマスとトウジンのみと大苦戦を強いられることに。
 
それでも熊野灘を知り尽くす百戦錬磨の大ベテラン船長。

次々とパターンの異なる根をチェック、終盤には3㎏のアコウダイ、幅広肉厚のフウセンキンメ、そして本キンメとキッチリ緋花を咲かせて見せる。
 
その地形から西風にはめっぽう強く、冬場~春先の出船率はピカイチという尾鷲周辺。

4月中旬には「アコウダイ」が本格シーズンを迎え期待は充分。

次はもう少しライトなタックルで…と早くも再訪の夢を巡らせる日々だ。

以上の記事は「つり丸」2022年5月1日号の掲載記事です。

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