大ダイまじりの数釣りシーズン いろいろなパターンで誘って食わそう
こんにちは! ダイワフィールドテスターの大島 匠です。
実は、数か月前から「つり丸」さんで釣行レポートを書かせていただくことが決まっていたんですが、今回がその初回、そしてなんと「つり丸」最終号!?
ホントにさみしい限りですが、最初で最後の釣行レポートを書かせていただきました!!
固定、遊動使い分け 誘いのパターンを探す

飯岡沖のひとつテンヤマダイで、春の数釣り、大型マダイと両方狙える面白いシーズンがやってきた。
連日、マダイの反応は濃いようでトップ20枚以上なんて爆釣の日があったり船内で中ダイ、大ダイが連発する日もあるようだ。
今回取材したのは、飯岡港の「梅花丸」さん。舵を握るのは梅花亮佑船長だ。
私は右舷胴の間に席を構え出船。
今回私は固定テンヤ、遊動テンヤを使い分けて色々なパターンの誘いでマダイを狙うことを課題にやってみた。
ポイントは飯岡沖の水深15~20m。
当日は北東10m以上と爆風予報でテンヤ釣りでは非常に釣りづらいコンディション。
タックルは、「紅牙テンヤゲームEX MH-235」、リールは「EXIST LT3000S」。
さらに「紅牙テンヤゲームAIR M-240SMT」と「LUVIAS AIRITY LT3000S-CXH」の2タックルで挑んだ。
飯岡の釣りといえば、やはりキャストの釣りや重い号数のテンヤで底の釣りのイメージが強いと思うが今回のような爆風のコンディションではもちろんキャストの釣りはラインが吹き上がってしまいアタリが取りづらくなってしまうので難しい。
投げても船から5mぐらいまでが限界かな…と。
なので基本は、重いテンヤで底の釣り主体になってくる。
朝イチは、固定テンヤ(タングステン)の8号からスタート。
まずは、オーソドックスな釣りから様子を見てみる。
着底したら優しく竿をあおってからのテンションフォールで誘ってみる。
すると、すぐにアタリが出てまずは500gのマダイをキャッチ。
今回、NEWリールの「EXIST LT3000S」を使用して初めのリーリングに驚いた。
軽く滑らかなリーリングで、誘いの最中のタナ取り操作や潮の流れがリールから明確に伝わってくるので自分の意のままに操作ができる。
これはテンヤマダイではかなりの武器になるはず。
底荒れが心配だったが開始そうそうから好反応。
500~800g前後のマダイとハナダイが顔を見せてくれた。
風が強い状況だと穂先だけでは小さなアタリを見逃してしまう。
私の風が強い時の対処法としては、竿はあまり立てすぎず、なるべく水平より下までで構えてラインの風の抵抗を極力減らすようにしている。
タナはリールで微調整。
また、アタリを見る時は穂先だけではなく、ラインも同時に見るようにする。
テンヤでは、穂先だけでなくラインにもアタリが出ることが多い(特にフリーフォールの時などに出やすい)。
なので穂先だけの点の見方ではなく竿、ラインと全体を見るような面の見方でアタリを見ることが重要だ。
どこかに少しでも違和感があったら即アワセだ。
生きエビエサは強めの誘いもOK

生きエビエサの用意があるときは生きエビを使用する
今度は、パターンを変えて強めのアクションで誘いを入れてリアクションに反応するか見てみる。
エサ持ちのいい生きエビを使用しているため、強めのアクションを入れて攻めてやる。
冷凍エビと違い頭が取れにくいので生きエビならではの攻めの釣りだ。
しかし、数投試してみたが、この誘いには反応がいまひとつ。
今度は、飯岡の釣りとは真逆な軽いテンヤで攻めてみる。
釣り方は、真下のカーブフォール。少し軽めのテンヤを使って落とし込む。
この時、極端に軽いテンヤではなく、底取りはできるが少し潮に流されて斜めに入るぐらいの重さでOKだ。
この時は潮が船下に入っている状況で固定テンヤ6号を使用。
テンヤが着底したらあまり激しいアクションをいれずにエビエサが自然に動いてるイメージで、あまり大きい誘いではなく小さくソフトな誘いを入れて潮に流してテンヤを1~2mまで噴き上げさせてからフリーフォール、テンションフォールを使い分けてアタリを出していく。
これを2~3回やったら一度巻き直してリセットを必ずする。あまりラインを伸ばし過ぎるとオマツリや根掛かりの原因になってしまうので注意が必要だ。
午前中は、結構これでアタリを出すことができた。
周りの方も着々とマダイをキャッチしていた。
マダイ以外にも船ではゲストでカサゴやホウボウなどが釣れていた。
後半は飯岡の定番パターンの重いテンヤで。
固定から遊動に変更して遊動テンヤ10号に変更。
重いテンヤは固定よりも食い込みのいい遊動がオススメだ。
底から1mほど上でユラユラとエビエサが踊るようにソフトな誘いでエサをアピールしてフォールで食わすパターンでマダイに口を使わせることができた。
その日のパターンをつかむのが大切!
飯岡だけではないが、テンヤマダイではその日のパターンをいち早くつかむことが重要。
パターンにハマれば一人だけ連チャンになることもよくあることだ。
当日も後半の1時間ほどで左トモの方が上手くパターンを見つけてマダイを連チャンしていた。
なのでパターンを見つけるために色々な誘いを試してほしい。
底だけでなく上のタナも積極的に探ってみることも重要だ。
当日はだめだったが日によっては上のタナでもタイが食うことがあるので探ってみるのも一つ。
「梅花丸」さんでは、亮佑船長がこまめに反応や地形変化をアナウンスしてくれるので攻める範囲を組み立てやすいので釣り人としては、非常に助かる。
もし、初心者の方などで釣り方がわからない場合はいつでも亮佑船長に聞いてもらえれば非常に丁寧にわかりやすくレクチャーをしてくれる。
今回の取材では大ダイは顔を見せてくれなかったが海況次第では期待できそうだ。
是非、大ダイを求めて遊びに行っていただきたい。
また、「梅花丸」では毎年大ダイダービーもやっているので是非チャレンジを!
【外房・飯岡沖】ひとつテンヤマダイ釣行レポート

底荒れが心配だったがアタリは多かった

今回が最初で最後の「つり丸」釣行レポート。張り切っていってみよう!!

まさに「デコダイ」。大型ハナダイをキャッチ


この日は大ダイこそでなかったが食べごろサイズが連発した

ホウボウなど、ゲストも多彩だ

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・飯岡港「梅花丸」
飯岡沖のひとつテンヤマダイで、数釣りと大ダイ、両方狙える面白いシーズンがやってきた。
連日、マダイの反応は濃厚なようで海況がいい日はトップ20枚以上なんて爆釣の日があったり船内で中ダイ、大ダイが連発する日もあるようだ。
飯岡港「梅花丸」では、5月31日頃まで生きエビを使ったテンヤマダイを楽しむ事ができる。
生きエビは、エサ持ちがよく誘いのバリエーションが増やせるうえ、初心者の方でも扱い易い。
さらに、生きエビは目が光ると言われていてアピールが強いとも言われる。
エサ持ちよし、アピール力よしの万能エサだ。
この日は平日ながら「梅花丸」は2隻出しとテンヤマニア達で賑わっていた。
ただ、朝から北東10m以上の風が吹いていて釣りにくいコンディション。
最近のポイントは飯岡沖の浅場15〜20m前後で数、型が出ているという梅花亮佑船長の言葉通り、コンスタントにアタリがある。
この日は大ダイこそ出なかったが、みな食べごろサイズのマダイを手にしていた。
「梅花丸」では、亮佑船長がこまめに反応や地形変化をアナウンスしてくれるので攻め方を組み立てやすく釣り人としては、非常に助かる。
今後も数、型期待十分ということなので、ぜひ挑戦を!
以上の記事は「つり丸」2022年6月1日号の掲載記事です。
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