「藤富丸」は豪華で多彩なゲストが自慢。大型メバルやソイ、アイナメなど、まさに「ヒラメ五目」の様相だ


2㎏サイズでも身が厚く甘みがあっておいしい!

小学5年生の太田智啓君は、エサ付けからアワセまですべて自分でやって見事良型をキャッチ。最高にうれしい!

女将の由恵さんが適時エサを配ってくれる。

「藤富丸」は横流しスタイルなので、釣り座に関係なくチャンスは平等だ。

イナダは常連ゲスト。ワラサも来るぞ。

今回、取材にご協力いただいたのは、茨城・大洗港「藤富丸」。
常盤沖のヒラメが今期も絶好調だ。大洗港 「藤富丸」では、連日トップ10枚前後、12月17日にはなんとトップ18枚と驚くべき釣果を記録した。そのうえ「藤富丸」は豪華で多彩なゲストが自慢。大型メバルやソイ、アイナメなど、まさに「ヒラメ五目」の様相だ。
その秘密は「上バリ」仕掛け。船宿によってはこの上バリを禁止するところもあるが、むしろ「藤富丸」では上バリ仕掛けを推奨している。
「せっかく来てもらったんだから、いろいろいっぱい釣って帰ってもらいたいんだよ」とは小沼洋一船長。上バリに付けるエサのシコイワシまで用意してくれるという親切さである。
また、「藤富丸」の中乗りは女将の由恵さん。つまり「夫婦船」。洋一船長との息もぴったりで、オマツリの対応やエサの用意、仕掛けのセッティングやエサ付けまで面倒を見てくれる。船上の雰囲気はとても明るく、初めて行く人も初心者も安心だ。
「藤富丸」は釣果だけでなく、心まで満足。とても気持ちのいい幸せな一日を約束してくれる。
上バリ仕掛けにして、美味しい魚をいっぱい釣ろう!

エサはちょうどいいサイズのマイワシ。

二組あるこの仕掛けを分解して上バリ仕様に。

「藤富丸」で使う仕掛けは、一般的なヒラメ仕掛けでもちろんOK。だが、
「せっかく来てもらったんだから、いろいろいっぱい釣って帰ってもらいたい」と願う小沼船長なので、ぜひ「上バリ仕掛け」を使いたい。
というのも、常盤沖はゲストが豊富でおいしい魚ばかりなのだ。30㎝前後という大型も珍しくないクロメバルやオキメバルをはじめ、ビール瓶サイズのアイナメ(取材当日は2本釣った人も!)、ソイ、イナダやワラサなどと、それを狙って専門で船を出してもいいほどの魚が登場するのだ。
上バリ仕掛けの作り方はカンタン。2組がセットになった仕掛けのうちの1組をイラストの要領で分解して組み直し、その下にもうひと組をつなぎ合わせるだけだ。
タナ取りは、鹿島沖は根がそれほどきつくなく根掛かりが少ないため「オモリトントンぐらいでいいよ」と小沼船長。
一方、大竹沖は根がきついため「タナは高めで2mぐらい上にして、時々は必ず底ダチを取るようにしてください」という。また、根がきついということは、それだけいろんな魚が生息しているということ。「上バリ仕掛け」が威力を発揮するわけだ。「藤富丸」では上バリ用のエサも冷凍シコイワシが別で用意されるという親切さなので、ぜひおいしい魚をぜひいっぱい釣っていただきたい。
以上の記事は「つり丸」2012年1月15日号の掲載情報です。
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当日のポイントは鹿島沖。最大は2.3kgだったが、トップは9枚!