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上質白子入り大型マダラ釣り開幕中!【福島県・小名浜沖】

上質白子入り大型マダラ釣り開幕中!【福島県・小名浜沖】

今シーズン最終章だが、まだ釣れる。この世で一番美味いものの一つである白子がたっぷりの大型マダラ! 泳がせ&キハダタックルの流用で、意外と入門のハードルは低いぞ。さぁ、極上のミルキーを求めて、海へ出よう。


例年なら、12月前半で白子入りのマダラ釣りは終了モードだが、今期はシーズンが遅れ気味なので 12月も期待大!!

深海釣り初めてのアングラーもこのとおり。「今晩は家族においしいお土産を持って帰れます!」と大喜び。

活性が高いとハリの数だけマダラがヒットすることもある。食い渋り時は単発が多い。

白子たっぷりのオスの大型マダラをキャッチ。

この大きさがアベレージ。さらに大型が釣れる。

「今日は単発が多く、ベタ底で食ってますよ!」とは常連さん。

今回、取材にご協力いただいたのは、福島・小名浜港「第8光勝丸」。

とろ〜りとして超ミルキーなマダラの白子。これを食べたくてこの時期のみマダラを追いかける釣り人も少なくない。ここで紹介するのは、福島県小名浜沖のマダラだ。
震災から6年。福島の海は復活している。ここのマダラは何の問題もなく食すことができ、もちろん、市場にも多く流通している。
9月〜12月ごろに産卵期を迎えるマダラだが、今期は高水温に影響で産卵が遅れ気味。例年なら、12月前半で白子入りのマダラ釣りは終了モードだが、今期はちょっと様子が異なるようだ。
「ようやくマダラの白子が白くなっておいしくなった。今期は12月いっぱいまで楽しめそうですよ」と話すのは、ほぼ周年マダラを追いかける小名浜港「第8光勝丸」の松原光平船長。
例年は真沖でマダラが釣れさかるというが、今期は北のポイントでしか群れがかたまっていないという。11月後半になってようやく寒流がさしはじめたので、これからマダラの群れが南下をするというのだ。
ポイントの水深は230〜280m。胴付き3〜5本バリ仕掛けで350号オモリを使用するが、相模湾などで盛んな電動キハダタックルをそのまま流用できるというので、意外と入門は簡単。ぜひ、この機会に白子入りマダラを釣りに行ってみてはいかがだろう。

どんなタックルで釣るのか!? オモリは350号、仕掛けは胴付き、3〜5本バリで十分

オモリが350号のため、強靭な深海タックルが必要だと思われるが、意外とライトなリールやロッドでもオーケー。電動キハダタックルや泳がせタックルはベストマッチだ。

潮の流れが速い理由で使用オモリは350号統一。

さて、マダラ釣りのタックルだが、日本海側新潟とは少し異なるようだ。
それは、オモリが350号と重いこと。これに耐えうるタックルでなければならない。
通常は、ミヤエポック社製なら3番以降。コマンドシリーズの9番を使う人も多かったというが、松原船長はこう話す。
「一昔前は、深海タックル、つまり、ミヤマエでいえば9番以降の大型リールが主流でしたが、現在はPE6〜8号を400m以上収納可能な電動リールならなんでもよいです。そうですね、近年は関東方面の釣り人が多いのですが、相模湾のキハダの電動タックルを持参する人たちをよく見かけます。シマノ社製なら4000番以上、ダイワ社製なら750番以上の電動でよいかと思います。ロッドも専用ではなく、2m前後のキハダ用や泳がせ用で対応できますよ」とのこと。
しかし、350号とはかなり重いオモリと感じる人もいるだろう。その理由を船長は、
「今期は潮の流れが速いのが一番の理由ですけど、できるだけお客さんに時間内にたくさんの回数の投入をしてもらいたい狙いもあります。オマツリも少ないですし、誰にでも確実に底が取れますからね」とのことだ。
仕掛けは胴付きだ。幹糸18号枝間は130㎝。ハリスは14号で50㎝。ハリはムツ22号。
ハリ数は3〜5本で十分。
「とくに、中オモリはいりません。余計なものはオマツリの原因になりますので。うちではハリ数は5本としてますが、5本前後で実際にはやってもらってます。ハリ数が多いからといってたくさん釣れるわけではないので、5本もあれば十分です。ハリの大きさは22号ですが、今は大きめがよいです。20号を使うのは夏ですね」
中深海ゆえに夜光ビーズやタコベイトなどのアピールアイテムが気になるが、その装着は好みでようという。

エサはサンマの半割りが一番

エサはこのサンマがベスト。冷凍のうちに三枚におろし、半身をタテ割に2分の1カットして使用する。

付けエサはアピール重視。サンマとイカタンの抱き合わせもよい。

タコベイトなどの光物も効果がある。

気になるエサだが、船で支給される冷凍サンマの半割りが一番という。
「マダラは“たらふく食う”と言われるとおり貪欲な魚ですが、とくに産卵期はエサの好ききらいも少なくないようで、脂が多いサンマエサがダントツによいですね」と船長。
凍っているサンマを三枚におろし、半身を縦に半割りにする。チョン掛けだけでは、海底に到達するまでに外れてしまうので、サンマの端を縫いざしにするとよい。
そのほか、アピールアップのためにイカタンやタコベイトなどを合わせ付けてもよいだろう。

釣り方は簡単。底でオモリトントンが基本

「第8光勝丸」は大型船。人数限定で広々とした釣り座も魅力だ。

海専用竿が主流だが、スタンディング系のロッドでもよい。

この大きさまでは抜き揚げOK。さらに大きいときはギャフを利用して抜きあげよう。

さて、釣り方だが、とくに難しいことはない。
まずは、仕掛けの投入について。「第8光勝丸」は、トモから順番投入を行っている。
途中、手前マツリなどでトラブルになったら、その人は1回戦お休み。次投入の準備をしておこう。
つまり、マダラは深海釣りのため、1流し1投入の方法をとっているのだ。
仕掛けが底についたら、すばやく糸フケをとり、50㎝ほどオモリを底からあげてアタリを待つ。これは、船の揺れやウネリでオモリが底をトントンする胴付きの基本釣法。難しいことはない。
起伏の激しい根周りを攻めることはないのでこの釣り方が有効なのだ。
アタリは竿先に「ガクガクガク」と明確に出る。小さいアタリはドンコなどゲストであることが多い。
その後、追い食いを期待したいが、よほどの高活性状況でないかぎり、アタリが出てからの送り込みや待ち過ぎはよくない。
今期は単発アタリが多く追い食いを期待しずぎるために放置しすぎて、結果として魚がオマツリのためバレることが多いという。松原船長は、
「1匹1匹確実にあげてきたほうが、結果として数釣れます」と言っているほどだ。
巻き上げは中速度で。あまりゆっくりすぎるのは、オマツリの原因にもなりバレやすいという。ある程度、覚悟して早めに巻き上げるのが得策。
マダラの身をさらにおいしく食べるコツは、血抜きをすることだという。
しかし、注意しなければならないことがある。けして、血を海に流さないことだ。
バケツに海水を入れておきそのなかで必ず血抜きをしよう。その血は船が大移動するときなど、ポイント以外で海に流すようにする。水温低下後は、さほど影響はないが、サメ対策だという。

以上の記事は「つり丸」2017年12月15日号の掲載情報です。

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