恐れることは何もないぞ! 最初はレンタルでもOKだ。ゾロゾロ鈴なりもカンタン!


大型キンメのズラズラ鈴なりになることも少なくない。ぜひ挑戦を!

400mほどのやや深場のポイントでは大型が。取材当日は潮が速く釣りずらかったが、潮が適当な速さで流れる日は、このサイズが鈴なりになる。

投入は治具を使う。ミヨシから順番に投入し、順番がきたらオモリを投げ入れる。

治具のワクを持っていれば、パラパラと仕掛けが出てゆく。投入は1日8回。治具に巻いた仕掛けを8セット用意する。

アタリがあったら追い食いを狙う。糸を出すのか、巻くのか、おい食いのさせかたは状況によって変わる。

巻き上げたら、移動中に新しい仕掛けに道糸とオモリをつなぎ投入の準備を整えておく。
宇佐美港から出船し、伊東南沖から大島沖のキンメダイを狙う。使うオモリは鉄筋の1.8㎏、リールはPE12号が1200m巻ける大型サイズが必要だ。ヘビータックルでの本格的なキンメ釣りといっていいだろう。ただし、だからといってビギナーには手がだせない難しい釣りというわけでは、まったくない。
必要なものは全て船宿でレンタルすれば良い。エサ付きの仕掛けも販売しているので、手ぶらで来てもOKだ。
写真のような大型がいい日は30枚ほど釣れている。ビギナーもぜひ挑戦を!
キンメダイ釣りのタックルはこうだっ。お金の掛かる釣りだが、レンタルならリーズナブル

リールはPE12号が1200m巻けるものを。

オモリは鉄筋の1.8㎏。

本格的なキンメ釣りでは、深場専用竿にPE12号以上を1000m以上巻ける大型電動リールという組み合わせが必要だ。これをそろえるのがビギナーには最初のハードルとなるだろう。
大型電動リールは定価20万から40万円前後と高価だ。竿は廉価版もあるが、それでも安いものではない。さらに仕掛けが胴付き15〜20本バリとおおがかりなもので、市販品だと1組千数百円から二千数百円前後。それを投入回数(場所により7、8回ほど)分用意すると1万円から2万円ほどになる。タックル代で数十万円、乗船料金が2万円弱、それに加えて仕掛け代が必要だ。キンメ釣りは他の浅場の釣りより多少お金がかかるのは覚悟しなくてはならないだろう。
ただし、レンタルタックルを用意している船も多いので、ビギナーはタックルを借りて挑戦してみてもいいだろう。たとえば、某船宿の場合。キンメ乗合の乗船料金竿が1万8000円。竿とリールのレンタル代が3000円、イカタンエサ付きの15本バリ仕掛けを1セット1000円で販売している。投入回数は8回なので、仕掛けを8セット買えば8000円。合計2万9000円で手ぶらでキンメ釣りが可能だ。
一度釣行してキンメにハマってしまったら自前のタックルを購入してもいいが、「年に1、2回ぐらいはキンメを釣りたい」というひとなら、レンタルでも十分だろう。
以上の記事は「つり丸」2012年2月1日号の掲載情報です。
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大型キンメの3点掛け。これだけでも十分お土産になる。