この釣りはやってみると意外と簡単。だが、腕の差がはっきりと出るテクニカルな釣りだ


ズラズラずらーりと次々においしいキンメが浮上してくる須崎沖。

これだけ釣れれば、無表情にもなりますわ。

朝の第一投目は、最も釣れる。気合を入れて釣ろう。

こんな大型も釣れる。

近年は繊細なアタリをとらえる感度のよいキンメ専用竿が主流。アタリがあったら道糸を送りだそう。

深場釣りのエキスパートの斎藤武博さん。

なんと2人の釣果! 日ムラがあるが当たれば、こんな釣果はザラ。
須崎沖のキンメダイ釣りでは、胴付き仕掛けで沖釣りでも最もヘビーといわれるタックルを使用。いわゆる深場用大型リールがここでは大活躍する。
オモリは約2㎏の鉄筋棒。仕掛けを投入したら、基本的にはオモリは回収しない。海に捨ててくる。
捨てるというと言葉が悪いが鉄筋棒は鉄、海底で錆びて海底付近の生き物たちの住処の一部になったり、栄養になったりするので問題ない。
キンメダイのポイントの海底は、船から見える伊豆半島や伊豆七島の島々がそのまま海に沈んでいると思って欲しい。それだけ根がきつい。だから、オモリは根掛かり必至。それを前提で釣りを行う。そして、「オモリを根掛かりさせる」が、この釣りのテクニックのカギになのだ。
仕掛けは15〜25本バリ。これだけでも豪快で漁師的な釣り。だが、半日で20枚も釣れば御の字の貴重な魚だ。
この釣りはやってみると意外と簡単。だが、腕の差がはっきりと出るテクニカルな釣りだ。釣り物が少なくなるこの機会に深場釣り最高峰のキンメ釣りにぜひチャレンジしてみてはいかがだろう。
以上の記事は「つり丸」2012年2月1日号の掲載情報です。
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キンメまみれ。もう、なにがなにやら分かりません。