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カマス泳がせで極太ブリ&マダイを釣る!【釣り方と仕掛け】

カマス泳がせで極太ブリ&マダイを釣る!【釣り方と仕掛け】

たまには「夢」を追いかけてみるというのはどうだろう? その夢とは「泳がせ釣り」。しかもカマスを使ったビッグベイトの泳がせだ。確かに確率は低いかもしれない。だが、そこには釣り人のロマンがある!希望に満ちた新しい年の始まりこそ、夢とロマンに満ちた「泳がせ釣り」でスタートだ!

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これぞ釣り人のロマンだ! 相模湾で釣ることに価値がある。カマス泳がせで狙う“極太”寒ブリ。ピークはこれから! 年明け後も期待大

9.7kg!! どうです、この太っとい寒ブリ! こんな魚が都心からわずか1時間の海で釣れるのだ! 最高!!

ポイントは瀬の海。西湘バイパスを走る車がはっきりと見えるほど岸から近い。周りはカマス狙いの船だ。

エサはカマス(またはサバ)。

誰もが諦めかけた終了間際、突如としてその時は訪れた!

夢が現実になった!

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・大磯港「邦丸」。

今期も相模湾にブリの季節がやってきた。この晩秋から初冬にかけての大物釣りは、夏の大型キハダと同様に、ここ数年ですっかり相模湾の定番となった。
そんな相模湾のブリを釣るには、乗合船なら大磯、平塚、茅ヶ崎など相模湾中部から西側にかけての各港から、カマス船やビシアジ船に乗船し、四隅など釣り座が限定されたなかでのハモノ狙い、というスタイルが多数派である。
そんななか、今回取材した大磯港「邦丸」は、数少ないブリ泳がせ専門乗合船。10名限定で、存分に泳がせ釣りを楽しむことができる。
12月下旬現在の状況は、残念ながら昨シーズンほどのフィーバーは見られておらず、サイズは昨シーズンよりはひとまわり小型の6~8㎏が中心となっている。だが、もちろん10㎏オーバーも取り込まれているので、タックルはそちらを照準にセッティングしたい。
相模湾のブリは例年では年が明けると終盤を迎えるが、今期はどこの海域でも1~2ヵ月ほど海の季節進行が遅れているといわれているだけに、年が明けても目は離せない。
「まだまだこれからでしょう!」とは、大磯港「邦丸」の味澤清二郎船長。これからのピークに大いに期待したいところだ。

泳がせ用とカマス用。タックルは2セット用意

ブリは根に持っていくようなファイトをする魚ではないとしても、そこはやはり10㎏前後の大型魚。パワーのない電動リールでは、電動巻き上げを試みると煙が上がることもある。したがってタックルは、ロッドもリールもワラサ用とは別物と考えたい。
ロッドはライト泳がせ用または大型青物専用タイプ。長さは短いほうがファイトは楽である。
リールは、水深が150~200mであることを考えれば、パワーのある中・大型電動リールが望ましい。手巻きという選択肢もあるが、いくら体力に自信がある人でも、水深があるので仕掛けの回収には電動リールよりも時間が掛かってしまう。乗合船であることを考慮し、他の釣り人に迷惑を掛けないためにも電動を使いたい。
夏の大型キハダ釣りで使用する竿や電動リールを持っている人は、それをそのまま流用してもよいだろう。
泳がせタックルとは別に、カマス釣り用のタックルも必要だ。エサのカマス釣りもブリ泳がせも同じポイントで行うので、泳がせの仕掛けを入れている最中にもカマス釣りを行うからだ。
実際には、ブリ泳がせよりもこのカマス釣りのほうにウエイトが置かれる。当然のことながら、エサとなるカマスが確保できなければ、ブリ泳がせはできない。
さらに、カマス釣りはカワハギ釣りに例えられるほどテクニカルで難しい。カワハギ釣り同様に、竿の性能は非常に重要である。
カマス釣りはアタリを見極め、即アワセが基本。さらに、しっかりとアワせないとハリ掛かりしない。よって、イカ竿やビシアジ竿など、2m前後の先調子タイプが最適だ。

エサが釣れなきゃ始まらない! カマスの釣り方

カマスのタナは船長が指示してくれるので、その通りに行う。海底からオモリを少し切ったほどの低いタナから、上は10m以上も上まで指示が出ることもある。
誘いは、スーッと竿一本分ほど持ち上げ(あまり上げすぎるとアタリがあったときにアワセができないので注意)、アタリを見てからフワーっ下げる。下げたら竿先を注視し、アタリを見る。カマスは落ちてくる物に対してよく興味を示すので、とくに竿を下げた後はアタリに最も集中したい。
竿先にアタリが出たら即アワセ! しかも、ビシッと音がするぐらい強くしっかりとアワせよう。そうしないとハリに掛からないのだ。泳がせる際にハリに掛けてみると分かるが、カマスの口周りは非常に硬い。
カマス釣りに少し慣れてきたら、エサの端に噛み付いただけの〝モタレ〟に気をつけてみよう。これが取れるようになれば、釣果はグッと伸びる。ただ、モタれているときにアワセるとすっぽ抜けの原因となり、またそのときに誘ってしまうとカマスはエサを放してしまう。モタレを感じたら仕掛けが動かないように待ったり少し送り込んだりして、次に来るガツガツとしたアタリでしっかりとアワせて掛けよう。

早アワセ厳禁! ブリの釣り方

カマス釣りに比べればブリは釣りとしてはそれほど難しいものではない。仕掛けを指示ダナに合わせ、あとはアタリが来るのをカマスを釣りながら待つだけである。
タナは海底から5mが基本。しかし、ときには2mといった低いタナでアタることもある。船長の指示に従おう。また、水深は刻々と変化するので、底ダチは時々は取り直すようにしたい。
そんなブリ泳がせで一番難しいのは、「アワセのタイミング」だ。
エサのカマスをブリが捕食しようとすると、カマスはそれから逃げようとするので、その動きが竿先に現れる。竿先が小刻みにガタガタと震えたり、ピョンと突然跳ね上がったりする。そのままジッと我慢して待っていると、次第に竿の動きが激しくなり、ついには竿先が海面に突き刺さらんばかりに大きく絞り込まれる。この状態になってから、竿を強く鋭くあおってアワセを入れる。つまり、早アワセは厳禁!! 竿が絞り込まれるまでに長いときは1分以上もかかることもある。
取材時の状況では、ブリのアタリは一日一回あるかないか。その貴重なアタリを早アワセで逃すのか、グッと我慢してモノにするのか。最高の初夢を見られるかどうかは、この瞬間にかかっているのだ! もしアワセのタイミングが分からなければ、船長に見てもらうとよいだろう。
ガッチリとハリ掛かりしたら、あとは落ち着いてファイトしよう。ファイトは背筋を伸ばし、竿尻はヘソの辺りではなく下腹の低い位置に当てるようにすると行いやすい。
幸運を祈る!

以上の記事は「つり丸」2013年1月15日号の掲載情報です。

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