沖釣り専門誌『つり丸』が徹底取材した釣果報告、仕掛け、タックル、釣り方、魚の生態、グルメコラムを中心に配信する釣り情報サイト

大型アマダイの引きと味を堪能だ【相模湾・江ノ島沖〜城ケ島沖】

大型アマダイの引きと味を堪能だ【相模湾・江ノ島沖〜城ケ島沖】

年末を締めくくるターゲットとして人気があるのが赤い魚。オススメのひとつがアマダイだ。相模湾ではベストシーズンに突入、各船宿で好釣果を記録。葉山あぶずり港「たいぞう丸」では11月17日からアマダイ船をスタート。当宿は大型アマダイにこだわって狙っており、コンスタントに50㎝オーバーまじりで大型アマダイを取り込んでいる。


狙いは50㎝オーバー! デカアマポイントは 江ノ島沖〜城ケ島沖

菊池美景さんは40㎝に迫る良型を手にした!

途中、「グイグイ」と抵抗する引きはアマダイだ!

取材当日最大は44cm。

アマダイは昆布締め、酒蒸しなどが美味しい高級魚だ。

アマダイ名人の末岡 兼さんは、置き竿釣法で40cm級の良型。

当日は前半に末岡さんが40cm級を連発。

二子新地で居酒屋「銀の蔵」を経営する菊池親子も釣果はバッチリ!

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・葉山あぶずり港「たいぞう丸」。

葉山あぶずり港「たいぞう丸」では、キハダ&カツオが終了してからマルイカが開幕するまでの間、アマダイを狙って出船している。当宿のウリは大型狙い! 50㎝オーバーの大型にこだわって狙っている。
今シーズンは11月17日からアマダイを開始。開幕から二日後には51㎝の大型が取り込まれた。その後もコンスタントに50㎝オーバーが取り込まれている。話題に上がるのは50㎝オーバーになるが、40㎝台後半もコンスタントに取り込まれているのだ。
「たいぞう丸」が狙っているポイントは江ノ島沖〜城ケ島沖。水深はおもに100〜120mだ。
山本真一郎船長によると、今後は城ケ島沖を狙う機会が多くなるという。ただし城ケ島沖のポイントは潮がカッ飛んで釣りにならない。また、シケの日は行けないので凪の日限定だ。城ケ島沖に行けないときは、葉山沖〜江ノ島沖を狙う。

竿は先調子気味がオススメ、道糸が細ければLTもOK。仕掛けは2本バリ、全長は2m前後

末岡さんは先調子のイカ竿を使用。

付けエサはオキアミ。1匹掛けが基本。

「たいぞう丸」では通常タックルの場合、オモリは80号を使う。そのため竿は、オモリ80号に対応した7対3〜8対2調子の2m前後。ビギナーは7対3調子がオススメだ。なかには6対4調子の竿を使う人もいるが、軟らかい竿は中級者以上向きだ。竿が軟らかいと誘いづらく、またアワセも効きづらくなる。
リールは小型電動。仕掛けの上げ下げが多い釣りなので、電動リールがオススメだ。
道糸はPEラインの3〜4号を300mは巻いておこう。
また「たいぞう丸」では、道糸がPEラインの2号以下ならオモリ60号でもOK。この場合はLT(ライトタックル)でも大丈夫だ。竿はオモリ60号に対応したライト用ロッドの1.5〜2m。リールは小型電動がオススメ。しかしオモリが80号から60号に変わったことで巻き取りが苦でなければ、小型の手巻きリールの使用でも問題ない。PEラインの0.6〜1号を道糸にする場合は、フロロカーボンの5〜6号を先糸として結んでおくこと。
仕掛けの全長は2〜2.2mぐらい。ハリスは3〜4号。あくまでも狙いは50㎝オーバーの大型。また場所によってはマダイもまじる。水深100m前後で掛かるマダイはサイズがいい。やり取りに自信がない人は、迷わずハリス4号を使おう。
ハリはチヌ(4〜5号)、丸カイズ(13号前後)などが一般的。このほかマダイバリやイセアマなどもオススメだ。ただし小さいハリは飲まれやすくなるので注意しよう。
基本の仕掛けは2本バリ。枝スを出す部分は小型の親子サルカン、または三又サルカンを介するのが一般的。
仕掛けを軽いバランスにしたいときは、直結で枝スを出すのもアリだ。ただしこの場合、枝バリにトラギスやアカボラなどの小型魚が掛かったときに高速で巻き上げると仕掛けがヨレやすくなるので注意しよう。
下バリから10〜20㎝の位置にガン玉を付けるのもOK。潮が速いときに仕掛けの浮き上がりを抑えるのに有効だ。1号〜3Bぐらいまでを用意しておくといいだろう。
付けエサはオキアミ。ひとつのハリに1匹を付けるのが基本。尾羽をハサミでカットして、その切り口からハリ先を刺し入れ、ハリの軸に対してまっすぐ刺す。オキアミが曲がっていると、仕掛けの上げ下げ時に回ってしまい、絡むので注意すること。

タナはオモリを海底から1〜1.5m巻き上げた位置

「たいぞう丸」の山本真一郎船長によると、タナはオモリを海底から1〜1.5m巻き上げた位置だという。仕掛けが2m前後なので、仕掛けの長さの半分ぐらい巻き上げるのが基本だ。
あとは潮の速さ、エサの取られ方、掛かるゲストの種類、ハリにゴミや泥がついてくるかによって微調整する。
アカボラ、イトヨリ、アラなどが掛かるタナは正解。ガンゾウビラメ、ムシガレイ、トラギスなどがあまりにも連発するなら、タナを少し上げよう。

居食いもあるので、変化を感じたらアワせる!

アマダイ釣りではアワセも大事である。アマダイは海底付近にいる魚。36ページで解説したタナで海底付近にエサを漂わせて狙う。潮が流れないときなどは、ハリスが弛むなどしてアタリがはっきり出ないときもある。
また活性が低いようなときは、アマダイがエサを食べて居食いしていることもある。居食いしているときもアタリが表れにくい。
このように条件によってはアタリが明確に出ないこともあるので、少しでもアタリのような変化があった場合は、必ず竿を立ててアワせてみよう。アワせることでアタリがはっきりと出たり、魚が動きだしてアタったのが確認できるのだ。
アワセのタイミングにもよるが、しっかりアワせたほうがハリを飲まれにくくなるだろう。

大型が掛かったときのやり取りについて

見事アワセが決まってフッキング。いきなり電動のスイッチを入れたら、魚が急に強く引いてプッツン…。アマダイ釣りで、よくあるバラシのパターンがコレだ。
大型アマダイの突っ込みは、良型マダイに匹敵するぐらいに強い。ハリス3号で、ドラグを締め気味にしていては簡単に切られてしまう。
そのためタナを取ったらまずはドラグを調整をすること。
そしてアタリがあってアワせたら、すぐに電動巻きするのはNG! 最初の10〜20mは手巻きでやり取りをすること。
この間に魚の大きさを判断しよう。魚が小さいとわかれば、その後は電動巻き。魚が大きいときは電動巻きでもいいが、やり取りに自信がなければ最後まで手巻きのやり取りがオススメだ。
やり取り(糸を巻き上げるとき)は、左のイラストのように、竿先を上方に向けること。この状態で巻き上げると、魚が急に引いてドラグで対応できないときに、竿先を下げることで対応できるのだ!

以上の記事は「つり丸」2018年1月1日号の掲載情報です。

つり丸 -雑誌のネット書店 Fujisan.co.jp

http://www.fujisan.co.jp/product/3391/new/

雑誌つり丸(マガジン・マガジン)を販売中!割引雑誌、プレゼント付雑誌、定期購読、バックナンバー、学割雑誌、シニア割雑誌などお得な雑誌情報満載!

関連する投稿


肝パン良型主体でカワハギ好調!今年はアベーレージも良(島きち丸)

肝パン良型主体でカワハギ好調!今年はアベーレージも良(島きち丸)

「今年はアベレージサイズがいいですね。これからは群れも固まってきて、より数も出やすくなると思います。まだ潮が暗いので、これが晴れてくればさらに期待できますよ!」と話すのは、湘南のシンボル・江の島の付け根に港を構える片瀬港「島きち丸」の前田信義船長。


LTだから楽しさ倍増! 好調が続く相模湾のアマダイ(浅八丸)

LTだから楽しさ倍増! 好調が続く相模湾のアマダイ(浅八丸)

朝晩肌寒くなってきた今日この頃。夏の魚もいつの間にか終わり、秋冬の釣り物が始まりましたね。これからの時期は脂の乗った美味しい魚がいっぱい。何を釣りに行くか考えるだけでもワクワクしますが、今回はそのなかでも、とくに好きなお魚アマダイ!


ベーシックヤリイカ釣法をイラストと解説付きでご紹介(春盛丸)

ベーシックヤリイカ釣法をイラストと解説付きでご紹介(春盛丸)

竿は1.5~1.8mほどのヤリイカ専用竿が基本。ヤリイカは繊細な乗りの感触を竿先を見て掛けていくので、先調子で穂先感度が優れたものがいい。アタリを取ってしっかりと竿先を見ることも重要だが、穂先感度がよければ乗りをより確信できるようになる。


寒ブリの落とし込み釣法! 仕掛け&釣りの流れ(湘南 海成丸)

寒ブリの落とし込み釣法! 仕掛け&釣りの流れ(湘南 海成丸)

落とし込み釣りに適した竿は専用竿だが、使用オモリに対応した7対3〜6対4調子の竿があれば楽しめる。長さは1.6〜2.5mくらい。「竿はコマセのキハダで使っていたものやビシアジ用なんかでも十分に対応できます」という「湘南 海成丸」の鈴木敦船長。


極上アマダイを優しい誘いで釣り上げる!仕掛け&誘い方(沖右ヱ門丸)

極上アマダイを優しい誘いで釣り上げる!仕掛け&誘い方(沖右ヱ門丸)

本格シーズンを迎えたとは言え水温はまだ温かい。いくらコマセを使わないといってもエサ取りの動きは活発だ。そこで重要となってくるのがタックル選びとなる。 「エサ取りの微妙なアタリを捉えることができる穂先感度の良いロッドが有利になるよね。付けエサが食われているのがわからないまま誘っていても本命には出会えないから」と船長。


最新の投稿


誘いと確認で確実に乗せる! ヤリイカ仕掛け&釣り方(喜平治丸)

誘いと確認で確実に乗せる! ヤリイカ仕掛け&釣り方(喜平治丸)

仕掛けはプラヅノ11㎝5〜8本程度。その中に1本は7㎝のスッテや11㎝プラヅノに赤白の糸を巻いたものをまぜておこう。潮の濁り具合によって、グリーンや黄色系などが乗ることもあるので、基本のブルー、ピンク、ケイムラのほかにも用意しておこう。


変わりゆく状況を把握して戦略を! マダイ仕掛け&誘い方(小川丸)

変わりゆく状況を把握して戦略を! マダイ仕掛け&誘い方(小川丸)

久里浜沖のマダイを狙う時のタックルは、オーソドックスなコマセマダイ用があれば楽しめる。竿は80号のビシに対応したコマセマダイ用がオススメ。長さは2.7〜3.3mが扱いやすいだろう。


今期も絶好釣! 冬のターゲット”ヒラメ”の仕掛けと釣り方(大久丸)

今期も絶好釣! 冬のターゲット”ヒラメ”の仕掛けと釣り方(大久丸)

「仕掛けはやっぱり宿のものが一番」と、口癖のようにこの言葉をもらす「大久丸」の常連さんたち。その仕掛けとは、ハリスの全長76㎝、捨て糸45㎝といういたってシンプルなもの。孫バリはシングルフックだ。


メンテナンスに!「バリバス タックルにシュッ!」

メンテナンスに!「バリバス タックルにシュッ!」

タックルのサビと塩ガミ防止に効果抜群のスプレー。噴き付けがラクなトリガーノズルです!


外房のルアーフィッシング! ヒラマサ・ワラサ〜イナダ(不動丸)

外房のルアーフィッシング! ヒラマサ・ワラサ〜イナダ(不動丸)

「急に逆潮(北からの冷たい潮)になって、水温が下がっちゃったんですよ…。ただ、魚はいますし、ベイトもいますので、真潮(南からの暖かい潮)に変わって水温が安定さえすれば期待できると思いますよ!」と話すのは、千葉・勝浦川津港「不動丸」の吉清晃朗船長。


ランキング


>>総合人気ランキング
つり丸定期購読