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大型アカメフグ好釣! 抜群の釣り味と絶品の食味【東京湾・八景沖】

大型アカメフグ好釣! 抜群の釣り味と絶品の食味【東京湾・八景沖】

アカメフグ狙いで乗合を出船する「野毛屋」。もともとはショウサイフグにまじってポツポツ釣れていたアカメフグだが、その型のよさ、味のよさで人気は高かった。ならば、とアカメのポイント開拓を行い、専門乗合の出船を可能にしたのが、湾フグにこだわりを持ち、ほぼ周年フグ狙いで出船している「野毛屋」黒川健太郎船長だ。


竿の曲がり方が尋常じゃない。なにせ、30㎝前後の良型主体に40㎝前後の大型もまじるのだから、重量感バツグンの釣り味だ!!

東京湾の新ターゲットとして人気急上昇。アカメフグは大型主体で味もバツグン!

決して数釣れる釣り物ではないが、このところ、トップ10匹前後の日が多い。

大型主体のアカメフグ釣り。40㎝オーバー、2㎏近い大物もいる。1匹釣れればお土産十分だ。

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・金沢八景「野毛屋」。

「アカメフグ専門乗合で出船するのはこれで3シーズン目になります」。そう話すのは、ほぼ周年フグ釣りの乗合を出す、金沢八景「野毛屋」の黒川健太郎船長。
もともとはショウサイフグがメインターゲットでアカメフグはそのゲスト的な立場だったが、大型が多く食味もバツグンのアカメはフグ釣りファンの間で非常に人気が高かった。そこで黒川船長が丹念にアカメフグのポイント開拓を行い、9月から3月の「釣れている間」限定ではあるが、アカメ専門乗合を実現させたのだ。3年目の今、アカメフグは東京湾の釣り物として定着しつつある。
取材当日は休日ということもあり「野毛屋」のアカメフグ乗合は満船。アカメの人気の好調ぶりがうかがえた。
釣り始めると、あちこちで竿が曲がる。その曲がり方が尋常じゃない。なにせ、30㎝前後の良型主体に40㎝前後の大型もまじるのだから、重量感バツグンの釣り味だ。
「アカメフグは旨味がたっぷりです。ただし刺身は釣ったその日に食べちゃだめ。硬すぎるし旨味も出ない。最低でも一週間は寝かせてやるとおいしいアカメのフグ刺が食べられますよ」と黒川船長。
大型アカメフグを釣って絶品の味を楽しもう!

黒川船長が伝授! 東京湾アカメフグ必釣法

エサはアマエビ。人間の食用のものだ。

ほとんどの釣り人が使用する「美咲」の「野毛屋フグカットウ 10号」。黒川船長は夜光カラーをすすめる。

カットウの上に食わせ仕掛けも付ける。カットウだけでも釣れるが「見せエサにもなるから付けた方がいい」と船長。

家でアマエビのカラをむいて持参するひともいる。

アマエビ2匹分の身を抱き合わせでエサバリに付ける。

オモリを底に着けて「ゼロテンション」の状態で待つ。アタリを感じてアワせれば高確率でハリ掛かりする。

大型は抜き上げるのもひと苦労。皮が硬く、ハリがしっかり刺さっていない場合も多く、取り込みのバラシも多いので注意。

船長が飛んできてタモを出してくれるが、間に合わない場合はとなり合った人が協力してタモ取りしよう。

「竿は1.6から1.8mのフグ専用竿がベストです。ガチガチの先調子は誘いの動きがダイレクトになりすぎるので、8対2から7対3ぐらいの調子がおすすめです」。
道糸はPE0.8〜1号。リールはタナの取り直しがしやすい両軸リールが船長のおすすめだが、軽くキャストして探りたいひとはスピニングでもOK。
エサはアマエビ。頭を取って殻をむき、尾の身を2匹分抱き合わせでカットウのエサバリに付ける。カットウの上の食わせ仕掛けは、「エサバリに掛からなくても、見せエサになるので付けた方がいい」とのこと。
「基本的に根掛かりする場所は狙いません。底は平らで貝ガラが積み重なったような場所です。オモリをしっかり底に着けて、道糸を張らず緩めず、テンションゼロの状態で待ってください。待ち時間は3から5秒、20㎝ぐらいの幅で誘ってください」。
カットウ釣りでは「空アワセ」という言葉もよく使われるが船長は「誘い」と表現する。エビがピョンと跳ねるのをイメージしてカットウ仕掛けを動かすイメージだ。20㎝ぐらいの幅で誘い、テンションをかけてゆっくり落としてやる。
もちろん、ここでハリ掛かりして結果的に空アワセになることはあるのだが、あくまで誘って、アタリを取ってアワせるのが基本。
「アカメフグはショウサイフグに比べ動きは遅く、素早くあちこち動き回ることは少ない」と船長は言う。そのため、しっかりアタリを取って素早くアワせれば、ハリ掛かりする確率はかなり高いのだ。
「気をつけてほしいのはバラシ。皮が固い魚なので、しっかりハリが刺さってない状態で上がってくることも多いんです。それで水面でバラすことも多い」。
まずはリールのドラグはきっちり締めること。アワせたとたんに糸が出るようではしっかりハリ掛かりさせられない。そして巻き上げは糸を緩めないよう一定のスピードで。
魚が掛かったら船長がタモを持って飛んできてくれるが、間に合わないようなら隣同士協力してタモ入れしてあげるのも大切だ。

刺身で食べるなら当日はダメ。最低でも一週間は寝かさないと旨味がでないのだ

「アカメフグは旨味があって、すごくおいしいけど、刺身で食べるなら当日はダメ。固いだけで味も無い。最低でも一週間は寝かさないと旨味がでないですよ」と船長。
一週間とは、ずいぶん長いとも思うが、船長は10日寝かせてもいいという。
しっかり寝かせたアカメの身はやや飴色がかってきて、旨味が増す。高級魚アカメフグの刺身を味わいたいなら、このアドバイスにしたがってみよう。

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以上の記事は「つり丸」2013年2月1日号の掲載情報です。

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