40㎝以上の大アジを特大と呼び、走水港にはこれにこだわり続けている船宿があって「広川丸」もその一軒だ


取材当日は入れ食いタイムもあり、30㎝オーバー主体にトップ31匹。

仕立の別船ではハモノ狙いで8.5㎏のブリが上がった。

釣って楽しく、食べておいしい。走水沖のアジは別格だ。

今の時期サバもおいしい。

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・走水港「広川丸」。

走水の特大アジを釣らずしてアジを語るなかれ、は少々オーバーではあるが、それほど釣技も味覚的にも別格な存在が走水の特大アジだ。
40㎝以上の大アジを特大と呼び、走水港にはこれにこだわり続けている船宿があって「広川丸」もその一軒だ。最近では特大はなかなかお目に掛かれぬ幻級だが、頑なに30㎝超の大アジから特大に的を絞って出船している。半日船とお手軽なスタイルで大アジ専門に狙うのだから、釣果はトップ一桁台なんてこともあるのだが、それでも中小アジの数釣りには目を向けない。
「これから1月2月は一年で一番厳しい時期ですね。南へ下れば水温も高くて大きいアジも食うんでしょうが、ウチに来てくれるお客さんはそれじゃあ納得してくれないんで。これからも走水の大アジにこだわって出船しますよ」とは廣川忠義船長。中小アジの数釣りも楽しいが、価値ある1匹に狙いを絞るのもまた楽しからずや。ああ奥深きアジ道である。
以上の記事は「つり丸」2013年2月1日号の掲載情報です。
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「広川丸」は、走水沖の特大アジ、大アジに的を絞って出船中。