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【東京湾でビシアジ釣り】ビシアジの釣り方と仕掛けを図でも説明!

【東京湾でビシアジ釣り】ビシアジの釣り方と仕掛けを図でも説明!

東京湾のマアジは、ほぼ周年釣れ続く湾内不動の超人気ターゲット。とくに、観音崎から湾の奥部のアジは食べておいしいと評判だ。そのうまいアジを周年専門に釣らせてくれるのが、小柴港「小金丸」だ。

ビシアジ釣法も、かれこれ40年以上行われている。このビシアジ釣りのパイオニアが小柴港「小金丸」だ

平日もしくは四隅のみ(要船長確認)に限られるが、タイミングがあえばアジの泳がせができる。中アジを泳がせてきたのは12kgのブリ。

こちらも9kgのブリ。

「小金丸」が攻めるポイントは季節により異なるが小柴沖〜猿島沖をもっとも得意としている。

船長の許可を得てアジを泳がせると見事ブリがヒット!!

12kgのブリをあげたばかりの常連の前田耕治さんは7kgキャッチ。

めったにあがらないアジ船での大物。タモに入ってほっと一安心。

釣り味としては大アジは最高におもしろい。引きが強くやり取りがスリリング。

大アジは注目されるが、実は大本命はコレ! 地先で釣れる幅広の中アジは食べてサイコーにおいしいのだ。

下船後に船宿で振舞われるアサリの味噌汁。これがうまいんだ。

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・小柴港「小金丸」。

ビシアジ釣りは、沖釣りのコマセ釣りの原点である。
東京湾のマアジはその昔、もともとサビキ仕掛けで釣っていたが、釣り人の増加などによりプレッシャーが入り、従来の釣り方ではなかなか釣れなくなったため、イワシのミンチコマセを用いたいまのビシアジ釣りに変わっていったのだ。
このビシアジ釣法もかれこれ40年以上行われている。このビシアジ釣りのパイオニアが小柴港「小金丸」だ。
近年ではタックルの進化はむろん、遊漁船の装備、いわゆる魚探やソナー、GPSなども向上しよりいっそう、高確率で魚の群れを探しだすことができるようになった。
一般的には大都市を目前にした東京湾内の魚は、年々少なくなる、もしくは釣れなくなる、というのが一般論だろうが、このマアジに関してはこの考えがあてはまらないようだ。年々、マアジは増加傾向なのだ。
地球温暖化の影響も全国あちらこちらで話題にされるが、東京湾内は、もちろん冬や春になっても平均水温が高めであることやアクアラインの登場や走水沖の第三海堡の撤去などが潮の流れを変え、アジに関してはいい影響を与えているのではないかと考えられる。もちろん、湾内に流れ込む大型河川がきれいになったことも一因だ。
理由はともかく、アジは増え、周年コンスタントに釣れるようになった。しかも、水深20〜70mで一年じゅう。
周年ビシアジ専門の「小金丸」は湾内の海水が冷え込むと、小柴沖〜観音崎沖、久里浜沖ではアジが釣れなくなり、富浦沖などの水深100m前後の深場に落ちたマアジを狙っていたが、近年、ほぼ観音崎沖より湾奥側でアジを釣っているのだ。

ビシアジのタックルはこうだっ!

コマセはイワシのミンチ。まき過ぎは厳禁。ビシは船宿でレンタルできる。

マダイが多くまじるときは、イワシの肝やイソメが得エサになる。イソメはタラシはなしでよい。

コマセ釣りの原点であるビシアジ釣法はほぼ、昔から今も釣り方は変わらない。
どんどん変わっているのは、タックルだろう。さて、現在ベストマッチするものとは何だろう。

まずは、竿。
手持ち竿を基本とする釣りなので、長さは2m以内のものがベター。ビシをシャクるので調子は7対3。ワンピースタイプが主流だが、メーカーから発売している最新のカーボン素材のロッドがおすすめ。細身ブランクでありながら、軽量、しかもパワーも備えている。感度もすこぶるよい。
リールは、中型電動が必須。大きさは水深を考慮すると、シマノ社なら2000番以下でも使えるが3000番がおすすめ。ダイワ社は500番以下。ハイパワータイプであれば、それぞれ、シマノ社なら2000番以下、ダイワ社なら300番以下でよい。
そのリールに収納する道糸は、つい最近までは5〜6号が標準とされてきたが、現在はPE4号で十分。耐久性を考慮するならPE5号だろう。その道糸を各リールのラインキャパシティいっぱいまで収納しておこう。

ビシは、「小金丸」では、130号の横目ビシを使っている。このビシはどんなものでもよいというではなく、コマセのミンチの粒の大きさにもよるので、できるだけ船宿のビシの網目の大きさに合わせたものを使うようにしよう。手っ取り早くいえば、ビシは船宿でレンタルすればよい。
クッションゴムは、1.5㎜〜2㎜径×30〜50㎝。バレ防止だが、あまり細いものにこだわらなくてもよい。
以上がビシアジのタックルだ。イサキから中深場までさまざまな沖釣りに流用できるものであり、沖釣り入門者がまず初めにそろえるタックルとしておすすめしたいものでもある。

仕掛けも昔と変わらず、ハリス2号全長2m前後、2〜3本バリだ。
ハリスも30年前と比較すれば、細くなって強度も大幅にアップしている。
ハリはムツバリ10〜12号。仕掛けを自作するなら大アジをメインに狙う場合は12号、中アジがメインのときは11号を基準にしよう。
最近では、さまざまなカラーのムツバリがメーカー各社から発売されている。アジはハリだけで食うのでいろいろなものを使ってみる価値はある。
エサは、赤タンと呼ばれる食紅で染めたイカタンがセオリーだ。各船宿で必ず用意されている。
用意するならイソメだろう。アオイソメが濁り潮時に効くアジ用。イワイソメはマダイや特大アジによく効く。
「小金丸」の常連さんのなかには、マイワシの肝を塩漬けにしたものを持参する人もいる。
どうしても、アジ以外の魚をほしいのならば、サンマやサバの切り身を持参するといい。
いずれも、エサ付けは小さくが基本だ。大きすぎに注意しよう。

HOW TO ビシアジ釣り

ビシアジ釣りはショートロッドが扱いやすい。基本的に一日手持ち釣法がメインになるからだ。

コマセ釣りの基本であるビシアジ釣り。沖釣り初めての人でも簡単に覚えられる釣法だ。

❶ビシカゴのなかにコマセを詰めたら、ビシは船べりに置いた状態で竿を持つ。

❷リールのクラッチを切り、サミング。ハリスを海のなかへ絡まないように入れ、ビシを右手でつかみ、振り子の要領で釣り座の少し沖目にビシを投げ入れる。

❸ビシが着底したらすばやく糸ふけをとり、底をトントンして道糸のマーカーを確認。そのマーカーを見ながら1m巻き上げてから残り1mの間に2〜3回に分けて軽くコマセをシャクリだす。

❹底から2〜3mのタナでじっと待ってアタリを待つ。

❺10秒〜1分ほど待ってアタリがなければ、底ダチをとりなおし、❸、❹を1〜2回繰り返す。これでアタリがなければ、しばらくタナで待つか、回収して❶〜❺をやり直す。

ここで最も大切なことは、タナを正確にとること。どんな釣りでもそうだが、アジ釣りではタナ取りがもっとも重要だ。そして、もうひとつ、コマセを出しすぎないこと。コマセ釣りといえども、コマセのドバまきはかえってアジが釣れなくなる原因だと「小金丸」小山満寿夫船長は話す。
具体的には時計の針でいうと、7時から9時くらいまで、フワっと軽くシャクるくらいでよいという。
アタリは明確に出ることが多いが、中アジや小アジは小さいことが多い。

アタリを竿先に確認したら、アワセはいらない。そのまま、一呼吸待ち、再度「ククククっ」と引いたら竿先をゆっくりと聞きあげる。その後、手巻きで3〜5m、リールの回数でいえば10回ほどハンドルを手で巻いたら電動スイッチオン。その後は中速度で巻き上げる。あまり遅すぎるとバレの原因となる。
今シーズンは秋からマダイやクロダイがよくまじる。激うまの最高のゲストだが、マダイを確実に仕留めたいと思うなら、ハリスは3号以上を使おう。あくまでアジの仕掛けのままで全長を伸ばす必要はない。さらに心配なら先バリをマダイバリか太軸のムツバリに変えよう。もちろん、この場合のエサは、イワイソメかサンマ・サバの切り身、イワシの肝にする。ドラグ調整もしっかりとチェックしておこう。

以上の記事は「つり丸」2018年1月15日号の掲載情報です。

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