沖釣り専門誌『つり丸』が徹底取材した釣果報告、仕掛け、タックル、釣り方、魚の生態、グルメコラムを中心に配信する釣り情報サイト

アジは絶好調続き! ゲストのマダイも冬場は確率高し【相模湾東部】

アジは絶好調続き! ゲストのマダイも冬場は確率高し【相模湾東部】

冬場の相模湾において、安定して好釣果が望める釣り物はアジだろう。相模湾のアジは広範囲で狙えるが、とくに好調なのが相模湾東部・城ヶ島沖周辺だ。


目下のポイントは相模湾東部の城ヶ島沖周辺。食いが悪い日でもトップ40匹前後。トップ60匹台、70匹台も珍しくない

昨シーズン同様、この冬も好調続き。永井名人はダブル、トリプルを連発!

清水希香さんも多点掛け連発!

ハリの掛かりどころが悪ければ、迷わずタモを使おう。

取材時のトップはナント126匹!

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・小坪「洋征丸」。

「昨シーズンと同じように、この冬もアジは絶好調に釣れています。水深も90〜100mで安定しています。またマダイもイワシミンチコマセでよくアタっていますよ」と話すのは小坪「洋征丸」の高木洋征船長。
目下のポイントは相模湾東部の城ヶ島沖周辺。この場所で絶好調に釣れているのだ。食いが悪い日でもトップ40匹前後。トップ60匹台、70匹台も珍しくなく、束釣りもあるほどなのだ。
いろいろな料理が美味しいアジだが、たくさん釣れたらアジのつみれを入れた鍋を家族や友人とともに食べるのが寒い時期はオススメ。今回はちゃんこ料理屋を経営する永井裕策名人に、そんな鍋をイメージして作ってもらったのが「マアジのつみれ入りラー油味噌ちゃんこ鍋」だ。
好調が続いているアジをたくさん釣って、仲間と鍋を囲み、体も心もホットになろう!

相模湾のアジ仕掛けはこうだっ!

ビシは130号。アジ専門で狙う場合の仕掛けはハリス2号。

「洋征丸」オリジナル仕掛けもある。替えバリ式でマダイ狙いにも対応。

タックルは通常のビシアジ用があればOK。竿は7対3調子の2m前後のビシアジ用が扱いやすい。これに小型電動リールを組み合わせる。
ビシは、相模湾では「ポリビシ」と呼ばれるボディが樹脂でできたのものがよく使われる。「洋征丸」の貸しビシも「ポリビシ」だ。アンドンタイプのビシに比べると、こちらの方が落下中にコマセがこぼれにくく、タナまで保持できるようだ。
仕掛けはハリス2号、ムツバリ10号、全長2m前後の2〜3本バリが標準。慣れていない人は2本バリ仕掛けが扱いやすくおすすめ。食いが良いので数を伸ばしたい、また多点掛けを楽しみたいというなら3本バリにするといいだろう。
また厳寒期は潮が澄み気味になる。これと急激な水温変化によって食いが渋くなる日も多い。そんなときは、ハリスを1.7号と若干細くしたほうがいいようだ。
「このところ(1月中旬)潮が澄んできています。日によっては食いが悪いときもあります。そんなときは、細いハリスを使っている人ばかりにアタっていくこともよくあります。この時期、食いが悪いと思ったらハリスを細くしてみるといいですよ」と高木船長。
「洋征丸」ではコマセはイワシミンチを使う。付けエサはアカタンが配られる。
「潮が澄んでいるので、アジはアカタンだけで十分に釣れます。アオイソメは濁ったときにいいですね。それとゲスト狙いで、サバやイカなどの切り身を持ってくる人も多いです」と話す高木船長。

相模湾のアジの釣り方はこうだっ!

ガツンと大きなアタリはマダイの可能性大。ショートロッドでのやり取りは超スリリングだ。

相模湾のビシアジでは、東京湾に比べると総じてタナが高めだ。
「この時期のアジは浮きますね。城ヶ島沖では、だいたい海底から4〜5mのタナ指示を出しています。昨シーズンはとくに浮いて、海底から10m以上の位置に反応が出る日がよくありました。そのときは海底までビシを落とさず、海面からタナを取っていました」と高木船長。
今回の取材における指示ダナは海底から4〜5m。タナ取りは、ビシを海底まで落としてから行った。
ビシアジでは正確なタナ取りが重要。海底からのタナ取りで、仕掛けの落下中に道糸が斜めに海中に入っていくようなら、ビシの着底後すぐに2mぐらい巻き上げてそのまま待ち、道糸がまっすぐになったら再度ビシを着底させてタナまで巻き上げよう。潮の流れが特別速いようなら、これを2、3回繰り返すと正確にタナを取れるだろう。
アタリが出だすまでは群れを寄せるために、手返しを早くして仕掛けを入れなおそう。タナが海底から5m、仕掛けの長さが2mであれば、付けエサは海底から3〜5mの間を漂うはず。なのでタナ取り時には、その間でコマセをまくとコマセと付けエサが同調しやすく、アタリも多くなるだろう。
食いがいいときは、追い食いを狙おう。アタったら、そのまま待つか、スローに巻き上げていく。重量感が増したら追い食いした証拠なので巻き上げる。あまり待ちすぎると、最初に掛かった魚が外れてしまうので注意しよう。

厳寒期に期待大のマダイを狙うには?

マダイ狙いのエサはサバの切り身が定番だが、アカタンに反応する日もあるという。

マダイ狙いではサバの切り身だけでもいいが、高木船長はサバの切り身とアカタンの抱き合わせもススメている。

1〜2月の城ヶ島沖では、マダイのヒット率が高く、アジ狙いの仕掛けにも食ってくる。「洋征丸」では、このうれしいゲストのマダイも視野に入れて狙っている。
「洋征丸」のマダイ狙いでは、タックルとコマセはアジ狙いのときと同じ。クッションゴムから下の仕掛けと付けエサを変えて狙う。
マダイ専門で狙うときの仕掛けは、ハリス3号以上、ハリは太地ムツ11〜12号以上、全長2〜3mの1本バリ。イワシミンチコマセでマダイを狙う場合、ハリスはあまり長くしないほうがいいという。
アジと併用で狙うときは、前記のマダイ専門狙いの仕掛けにハリス2号、20〜30㎝の枝スを出すといい。
また「洋征丸」では、アジとマダイを併用で狙えるオリジナル仕掛けも販売している。枝スと下ハリス(枝スを出す部分から一番下のハリまで)を交換できる優れものだ。
マダイ狙いの特エサは、小さく切ったサバの切り身だという高木船長。これについてもこだわりがある。
「マダイ狙いには、サバを長さ1〜1.5㎝、幅5㎜にカットした皮付きの切り身をエサにします。サバの皮は、背側と腹側で色が違います。腹側の白っぽい部分は濁り潮、背側の黒っぽい部分は澄み潮のときに使うといいですね。また、マダイはアカタンにばかり反応することもあります。そんな状況にも対応できるように、サバの切り身とアカタンを抱き合わせにするのもオススメです」と話す高木船長。
タナはアジよりも低め。おおむね海底からハリス分プラス1mぐらい。手返しはアジ狙いのときよりも遅めにする。しかし、このタナでも食いがいいときはバンバンアジが食ってくるので、根気良く狙おう。
今回の取材では2発のアタリがあって、1発目のアタリで5.5㎏が取り込まれ、2発目はハリが伸ばされてバラしに終わった。このように、イワシミンチで掛かるマダイは良型が多い。だから、リールのドラグを調整した状態でアタリを待つこと。
掛かってからのやり取りも、ラインを出し入れしながら慎重に行うこと。

以上の記事は「つり丸」2012年2月15日号の掲載情報です。

つり丸 -雑誌のネット書店 Fujisan.co.jp

http://www.fujisan.co.jp/product/3391/new/

雑誌つり丸(マガジン・マガジン)を販売中!割引雑誌、プレゼント付雑誌、定期購読、バックナンバー、学割雑誌、シニア割雑誌などお得な雑誌情報満載!

関連する投稿


カツオ&キハダをコマセ釣りで釣る! サイズともに良(湘南 海成丸)

カツオ&キハダをコマセ釣りで釣る! サイズともに良(湘南 海成丸)

解禁から1ヶ月以上経った相模湾のコマセ釣りのキハダ、カツオ。最近は湾内に群れが入ってきているそうでポイントまで一時間もかからず到着。ナブラを追いかけても実釣時間充分だそうです。


フラッシャーサビキ五目からのオニカサゴ仕掛け&釣り方(勝丸)

フラッシャーサビキ五目からのオニカサゴ仕掛け&釣り方(勝丸)

使用するFサビキ仕掛けは、外房用の一般的なものでOKだと陽平船長。推奨しているのは、先糸および幹糸が6号(フロロカーボン・以下同)でエダスが4号の8本バリ。枝長13㎝で幹間80㎝の全長7.2m。ハリは丸セイゴ13号にピンクとホワイトのフラッシャーが交互に巻かれているものとなる。


一度来たらヤミツキ! 美味な走水沖の絶品アジを釣る!(関義丸)

一度来たらヤミツキ! 美味な走水沖の絶品アジを釣る!(関義丸)

周年楽しめる走水沖のブランドアジは、9月に入ると数型ともに好調で、連日トップ50匹も珍しくなかった。走水港「関義丸」の取材当日も、丸々太ったジャンボサイズであっと言う間にクーラーはズッシリ満タン。


ポイントは難易度Dの魚礁周り! 飯岡沖テンヤマダイの仕掛け(幸丸)

ポイントは難易度Dの魚礁周り! 飯岡沖テンヤマダイの仕掛け(幸丸)

タックルは標準的なひとつテンヤ用でOK。大型がヒットしているので、ふだん使い慣れたタックルで臨むのがいいだろう。ポイントの水深は20m台〜30m台。潮が速くても10号ぐらいまでのテンヤがあれば底立ちがわかるだろう。そのため10号ぐらいまでのテンヤに対応したひとつテンヤ専用竿があればOK。


目指せ10kg! ボトム狙いでイージーに大ダイをGET!(大貫丸)

目指せ10kg! ボトム狙いでイージーに大ダイをGET!(大貫丸)

秋の日立沖は大型マダイのチャンスいっぱいだ。「夏の終わりごろ、シラスやイワシなどの小魚を追って10mぐらいの浅場に入ってきた大型マダイが、秋になって少しずつ深場に落ちていき、30~40m前後で落ち着きます。そこで、タイが荒食いすると大ダイが連発することが多いんです」と、そう話すのは日立久慈港「大貫丸」の大貫翔平船長。


最新の投稿


1人20枚オーバーも! 銚子沖のヒラメは食いが超活発!(福田丸)

1人20枚オーバーも! 銚子沖のヒラメは食いが超活発!(福田丸)

銚子沖のヒラメが絶好調だ! 6月に解禁した銚子沖のヒラメ釣り、今期は8月のお盆過ぎから数が出だし、外川港の「福田丸」ではトップ2桁当たり前、ひとり20枚を超す驚きの釣果も出ている。この時期の、いわゆる夏ビラメはアタリが多く数釣りできるのが魅力だ。


沖の深場と近場の浅場を釣り分ける! 大原沖ヒラメ仕掛け(力漁丸)

沖の深場と近場の浅場を釣り分ける! 大原沖ヒラメ仕掛け(力漁丸)

タックルと仕掛け。竿は80号のオモリに対応したヒラメ専用竿、またはゲームロッドなどの5対5〜7対3調子。長さはヒラメ専用竿なら2.5〜3.6m、ゲームロッドなら2〜2.4mぐらい。リールは小型電動、または手巻きの中小型両軸。これに道糸はPEラインの2〜4号を巻いておく。


今シーズンから9月解禁! 大原沖の良型ヒラメをゲットだ(力漁丸)

今シーズンから9月解禁! 大原沖の良型ヒラメをゲットだ(力漁丸)

ヒラメファンが待ち焦がれる解禁日。大原沖では今年から9月1日が部分解禁、10月1日に全面解禁と2回に分けての解禁となった。そして、今年の調子を占う意味もある9月1日の解禁初日、大原港「力漁丸」では最高のスタートダッシュを見せた。


ヒラメ専門コダワリ船長が案内する駿河湾ヒラメ仕掛け(龍神丸)

ヒラメ専門コダワリ船長が案内する駿河湾ヒラメ仕掛け(龍神丸)

「龍神丸」の基本仕掛けは、捨て糸の長さ30〜50㎝、ハリス長1〜1.2mというバランスだ。どちらかといえば、この仕掛けは横流し用だが、佐野船長は基本的にエンジン潮流しスタイルでポイントを流す。


カツオ&キハダをコマセ釣りで釣る! サイズともに良(湘南 海成丸)

カツオ&キハダをコマセ釣りで釣る! サイズともに良(湘南 海成丸)

解禁から1ヶ月以上経った相模湾のコマセ釣りのキハダ、カツオ。最近は湾内に群れが入ってきているそうでポイントまで一時間もかからず到着。ナブラを追いかけても実釣時間充分だそうです。


ランキング


>>総合人気ランキング
つり丸定期購読