今がちょうどスルメイカたちが、お腹を空かせている時期なのだ


船宿仕掛けは実績のある「ピッカピカ針」と「ミラクル」だ。

プラヅノは18㎝。

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・千倉白間津港「甚四郎丸」。

暖流に乗って北上するスルメイカは、エサを捕食するために暖流から逸れ、沿岸寄りを群れで泳ぐ。このときにスルメ釣りのピークを迎えることになるのだが、今がちょうどスルメイカたちがお腹を空かせている時期なのだ。
千倉白間津港「甚四郎丸」では、6月の終わりにスルメイカ船をスタート。7月に入るやいなやいきなり束を超える好釣果を叩き出した。その後、水色が悪くなり一時低迷したものの、このところ水色も直り、それに比例してスルメイカの釣果も再び急上昇している。
肉厚なスルメイカの刺身は、噛むほどに甘みが口いっぱいに拡がる

ポイントは白浜沖メイン。

早くビール持って来い! 冷酒でもよしだっ!

船上には大漁の証し、船上干しがズラリと並んだ。
取材日には、前半潮が動かず苦戦したものの、終盤潮が動き出してからはコンスタントに釣れ、30㎝から42㎝のマッチョなスルメイカがトップで38杯、次頭が34杯。一日潮流が良かったとしたら、時間から換算すると束近い釣果になっていただろうと想像できる。
ともあれ、そのマッチョなスルメイカは身が厚く、船上干しをあぶってマヨネーズをつけて食べるとついついビールを飲み過ぎてしまう。また、肉厚なスルメイカのお刺身は、噛めば噛むほどにその甘みが口いっぱいに拡がる。
南房のスルメイカは、今まさにピークを迎えている。
以上の記事は「つり丸」2012年9月1日号の掲載情報です。
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ギリギリとギシギシと重量感たっぷりの感触を味わった末に、釣り上げた。