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特大ヤリイカが乱舞中だぁ!【常磐波崎沖カンネコ根周辺】

特大ヤリイカが乱舞中だぁ!【常磐波崎沖カンネコ根周辺】

茨城海域のヤリイカは、外房や南房のイカとは回遊ルートが異なるといわれている。外房や南房のイカは一般的に黒潮の流路にそって西もしくは南から北上するといわれているが、犬吠埼沖を境に茨城海域のイカは北から南下、もしくは沖の深場から浅場に移動してくるようだ。つまり、親潮などの寒流系のヤリイカといえる。

身厚の個体はダブルカンナヅノで攻略しよう!

ポイントのカンネコ根水深150mには、鹿島と波崎の遊漁船の船団が形成されていた。広範囲にヤリイカが回遊している。

50㎝をゆうに越すパラソル級がターゲット。引きもかなり強い。

足元のイケスからはみ出るほど大型だ。身厚で甘みの強い個体がそろう。

4点掛けはザラ。数を伸ばすにはいかに追い乗りさせられるかが肝。

1杯、2杯、3杯……5点6点掛け達成!!

「シマノのツレヅレ針で乗せました」。

この日のトップは40杯弱。僚船では50杯60杯の釣果をたたき出していた。

今回、取材にご協力いただいたのは、茨城・波崎「信栄丸」。

茨城海域のヤリイカが開幕した。波崎、鹿島の遊漁船が攻めるポイントは、アカムツで知られるカンネコ根周辺。
北方面もしくは沖の深場から1月から春にかけて次々と回遊してくる寒流系のヤリイカだ。
「今期の開幕は例年どおり、12月末ごろですね。底引き網船にヤリイカが入り始めたとの報で鹿島と波崎の遊漁船はこの釣りを開始しました」とは、波崎の老舗船宿「信栄丸」の高野宏之船長の言葉。
ここのヤリイカの特徴は大きさだ。長さ50㎝は珍しくなく60㎝に迫る特大サイズもまじる。多点掛けも容易でスレ知らずのイカ釣りを堪能できる。
「昨年同様、初期のポイントは水深150m。これからどんどん浅くなりますからね。ちょうど1年前の2月は水深80mで爆乗りしてますよ」と高野船長が話すように、春まで産卵を意識したヤリイカが次々を回遊してきて、そのポイントを浅場にしていくという。3月4月には水深40〜60mで爆乗りすることもある。
パラソル級ヤリイカが多点掛けできる駿河湾の石花海と同じく、オススメのプラヅノは11㎝のダブルカンナ。理由は簡単。イカが大きいためダブルカンナヅノで巻き上げ中のバレを少なくしようというもの。
気になる食味はバッチリ。身厚で甘みが強くて大変おいしい。外海だが冬型の気圧配置では意外と出船率が高いので積極的にチャレンジしてほしい。

タックルはヤリイカ専用、もしくは8対2調子の根魚用で。仕掛けは11㎝プラヅノ8対2 ダブルカンナがオススメ

常磐沖といえども、ヤリイカタックルは特別のものは必要ない。
通常の先調子のヤリイカ専用ロッドに中型電動リールの組み合わせでオーケー。
竿はアカムツなどで使用した中深場用の8対2〜7対3調子の竿の流用も可能だ。つまり、カンネコ根で使用したアカムツタックルをそのまま流用できる。
リールに収納する道糸はPE3〜4号300mあればよい。だが、ミゾと呼ばれる片貝海溝を攻める場合は、道糸は最低でも400mあったほうがよいことを覚えておこう。
高切れやリールのトラブルを想定して電動リールの予備は必ず持参する。
仕掛けは、ヤリイカ専用で、各メーカーから市販されているものならなんでもよい。とくにツノの形状は選ばす、なんでも乗るスレ知らずのヤリイカという。
基本は11㎝プラヅノ5〜7本。これにコマセヅノとして、下から2〜3番目に3〜4号の浮きスッテを入れる。カラーは定番の赤白、もしくは赤緑。乗りが渋くなったときにはこの浮きスッテ効果はてき面なので必ずまぜるようにしよう。
茨城方面用として市販されているのは、11㎝シングルカンナヅノが主流だが、あえて、11㎝ダブルカンナヅノをすすめたい。
どうしてか。
駿河湾の石花海と同じく身厚で大型のヤリイカばかり釣れるからだ。
このカンナは一度掛かればバレが少なく、外洋の海特有のウネリ時には、かなりバレが少なくなる。大型の多点掛けにも威力を発揮し、取り込みも楽だ。

仕掛けは沖目に投げ入れ、イカが乗ったら追い乗り期待。着乗りしないときは、 底上10mの範囲を誘う

多点掛けした大型ヤリイカを引き上げるさまは周りから見てても気持ちがよい。

さて、釣り方だが、基本は外房・南房・相模湾などと変わらない。
イカヅノ投入器はたいてい船宿でレンタルできる(電話で要確認、「信栄丸」はあり)。それを活用しない手はない。
まずは、投入前に投入器にきちんとイカヅノを入れる。幹糸もきちんと筒の中に納まっていることも大事だ。幹糸が外部にぶら下がっていると、手前マツリの原因になるからだ。
準備が整ったら、船長の合図で投入。必ずオモリは沖目に投げ入れよう。そうすることで、水中でのオマツリを軽減できる。
オモリが着底したら、すばやく糸フケをとり、ゼロテンションでイカのアタリを待つ。乗りがよいときは、これですぐにイカが乗る。
竿先が〝クンクンクン〟となったり、〝グーン、グーン〟となったら、竿をゆっくりを聞きあげる。大きなアワセは必要ない。ここで重みを感じとれたら、追い乗りをさせるために手巻きでゆっくりと巻き上げ開始。3〜5mほど手巻きで巻いたら、電動スイッチオン。十分な重みを感じとれているなら、中速度以下で。さらに追い乗りを期待したいならスローな速度で底から10m〜20mの間を巻き上げたのち、中速度でやり取りをしてやる。
このように追い乗りさせるにはデッドスローの〝ただ巻き〟が一番簡単だ。
オモリの着底と同時にイカが乗らないときは、底上10mほど探りを入れる。
竿の長さ分、段をつけてスーとシャクリあげよう。必ず、イカを乗せる〝止め〟の間を作るようにしよう。ツノが動いているときは、イカにアピール、ツノの動きが止まったときにツノを抱く、と覚えておこう。イカの乗りが渋いときほど、止めの時間を長くするのが基本だ。
シャクリ上げの止めの後、竿を下げるときに下げた長さ分だけリールを巻く。これの繰り返しでタナを探る。
底から5〜10m探ってアタリがなければ、探り終えたのち、電動の速巻きでさらに10mほど巻き上げ、再び底ダチを取り直す。いわゆる、〝巻き落とし〟行う。これの繰り返しでヤリイカのタナを探り当てるのだ。
着乗りが頻繁にあれば、タナはベタ底。シャクリ上げ時に頻繁に乗れば、タナは高めということになる。その後は、そのアタリダナ中心に攻めるとよい。
高ダナで乗るときも追い乗りを期待しよう。イカが乗ってからのデッドスロー巻き上げを行おう。

以上の記事は「つり丸」2018年2月15日号の掲載情報です。

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