刺身、なめろう、フライはもちろんのこと、一夜干しは真冬にしか味わえない美味


真冬とはいえ食いは活発。2点、3点掛けで数釣れる日も多い。

寒い今の時期に釣ったアジは、乾燥した冷たい夜風で一夜干しにするのがオススメ。

半日でトップ50匹オーバーもある!

まじりも多彩。こちらは大きなイシモチ。

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・新安浦港「村上釣舟店・千代吉丸」。

春夏秋冬、季節を問わずに楽しめる東京湾横須賀沖のアジ。いったい東京湾にはどれだけのアジが泳いでいるのだろう、と不思議になるくらい、一年を通して安定した釣果があり、釣り人を楽しませてくれる。
新安浦港の「村上釣舟店」は、午前と午後の手軽な半日船で猿島周りのアジを狙う。水温が下がる時期ではあるが、25㎝クラスの食べ頃サイズを中心にトップ40匹前後釣れている。
ポイントの水深は35m前後。潮通しが良い瀬を狙うので、まめに底ダチを取り直して底から3mに正確にタナを合わせるのが好釣果につながる。またコマセを切らさないよう、まめに仕掛けを入れ替えることも大切だ。
猿島周りのアジは、キアジと呼ばれる尾ビレが黄色い地付きのアジだ。脂の乗りがよく食味は抜群で、このアジばかりを釣りに通うマニアも少なくない。
刺身、なめろう、フライはもちろんのこと、寒い夜に作る一夜干しは真冬にしか味わえない美味だ。
これから一年で一番寒い時期に入る。沖で西風が強く吹いて出られない日でも、横須賀界隈は北風で好天の日が多い。早起きや遠出するにはちょっと辛いな、という日にも、時間が短く海が穏やかな猿島沖のアジ釣りをおすすめめしたい。
以上の記事は「つり丸」2018年2月15日号の掲載情報です。
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でっぷり太って脂が乗った猿島周りの黄アジ。とっても美味しい!