とにかくサイズがデカイ。マルイカと言うより「アカイカ」と呼ぶにふさわしいサイズだ。今年は〝ホンモノ〟の気配濃厚


大型が多いぶんバラシも多くなるが、この日はみな20杯ほど釣れた。

これは「アカイカ」と言った方がいいサイズだが、ここ小湊沖では珍しくないのだ。

取材した3月中旬は水深100m前後の深場だったが、少しずつ浅くなり、最終的には20mほどにも。

朝イチから良型がダブル、トリプルで乗ってくる。

大型の群れにはブランコ仕掛けが大活躍。

おっとあぶない! 触腕に掛かると引きは強くておもしろいが、取り込むまでヒヤヒヤ。

型もいるが、スッテのサイズに比例した乗りを見せる。

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・小湊港「寿々木丸」。
写真を見ていただければ一目瞭然。とにかくサイズがデカイ。マルイカと言うより「アカイカ」と呼ぶにふさわしいサイズだ。こんな大型が一度に2杯、3杯と乗ってくるのだ。これらの「アカイカサイズ」を掛けるにはやはり大型のスッテが有利になる。
「反応にぶつけるときは、やっぱりブランコは数がつきます。でも、流しっぱなしの時は、直結や直ブラだと確実に拾うことができます。どちらでも好きに楽しめます」と、小湊港「寿々木丸」の鈴木達也船長は言う。
取材日の3月中旬は水深100mほどの深場だったが、浅くなればライトタックルの活躍の場が広がる。
大きな反応の場合、一気に数がつくブランコ仕掛けだが、少しスレていくとライトタックルの独壇場に。水深が深いうちは、状況に合わせて仕掛けを使い分けるのもひとつの手だろう。ノーマルタックルでは80号オモリを使用していたが、ライトタックルの場合は50〜60号の使用が可能だ。
今シーズンは群れが多く、順調にいけば4月中旬頃には浅場に入ってくるのでは、と船長も明るい展望を予測。
浅場に入っても、イカのサイズは変わらない。つまり、こんなアカイカ級がライトタックルにも乗ってくるワケ。その衝撃のすごさは想像を絶する。そんな大興奮のマルイカ釣りが楽しめるのが、ここ小湊沖だ。
以上の記事は「つり丸」2012年4月15日号の掲載情報です。
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思った以上の近場で楽しめる小湊沖。魚種豊富な海だ。