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外房のヤリイカ、爆乗りシーズン突入!【外房・勝浦沖】

外房のヤリイカ、爆乗りシーズン突入!【外房・勝浦沖】

1月中旬過ぎからまとまって数釣れだした外房・勝浦沖周辺のヤリイカ。2月中旬の時点でも好調が続いている。いい日にはトップ60杯台や70杯台を記録するときもある。

大型がバンバン乗ってくる! 重量感ある多点掛けを楽しもう!!

当日は勝浦沖の水深180m前後を狙った。

爆乗りを楽しんだ鈴木新太郎さん。

若手アングラーもこのとおり。

こちらもヤリイカ4杯掛け。

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・大原「松栄丸」。

関東周辺の広範囲でヤリイカが好調に釣れている。外房・勝浦沖も1月に入るとポツポツと顔を出しはじめ、2月に入りるとまとまって釣れるようになり、待望の爆乗りシーズンに突入した。
今回の取材は大原港「松栄丸」に乗船。シマノインストラクターの鈴木新太郎さんにも同行していただいた。
釣り場は勝浦沖の水深180m前後。開始の1投目から新太郎さんは2杯掛け。2投目は4杯掛けと、次々に多点掛けを連発させた。途中には6杯掛けや7杯掛けもあって72杯で終了。しかも釣れるサイズは「パラソル」と呼ばれる大型主体だった。
「水深があるから1杯で上げるのはもったいないですね。仕掛けが海底まで落ちれば、すぐ1杯は乗る状況だから、その後を工夫してたくさん乗せるのがおもしろいですよね。うまくやれば数付いてくるのが、この時期の外房ヤリイカの魅力です」と話すのは、今回の取材で爆乗りを楽しんだ新太郎さん。
「長く続く年は、ゴールデンウイーク頃まで楽しめます。今年は好調に釣れているので、長引くことを願っています」と「松栄丸」の中井一也船長。
勝浦沖の爆乗りヤリイカは、これからまだまだ続く見込み。この時期しか味わえないパラソル級の爆乗りを体感しよう!

高感度穂先の竿に力強い電動リール。プラヅノは11㎝のほか14㎝も用意しておこう

ブランコ仕掛けはプラヅノ11〜14㎝で!

サバが多いときは直結仕掛けで!

竿はオモリ150号前後に対応した先調子のイカ竿。とくにヤリイカ専用というものがあれば、それがオススメだ。
とにかく、この釣りに使用する竿に求められるのは穂先の感度がいいこと。この時期はアタリが多く、乗るヤリイカもサイズがいいので比較的アタリはわかりやすい。ところが潮具合では200mちかい水深を狙ったり、2枚潮のときもある。そんな状況ではアタリがわかりにくくなる。そのため微妙で小さなアタリも穂先に表れる、高感度な穂先を搭載した竿を使いたい。
リールは小型電動。前述したように、この時期はパラソル級の大型が多点掛けすることもしばしば。そのため大型ヤリイカが5杯や6杯乗っても楽に巻き上げられるパワフルな小型電動リールを使うといいだろう。
道糸はPEラインの3〜4号。高切れしたときのために300〜400m巻いておこう。
ヤリイカ釣りの仕掛けといえば、プラヅノ11㎝で組んだブランコ式が一般的。勝浦沖のヤリイカを狙うのにも、この仕掛けが基本となる。
プラヅノは11㎝が基本となるが、ヤリイカがパラソル級の大型主体のときは14㎝のプラヅノでもOKだ。むしろ大型主体でガンガン乗ってくるときは、ツノのボディやカンナが頑丈な14㎝のほうがいいだろう。
幹糸はフロロカーボンの5号。枝スと枝スの間の幹間は1.2〜1.3m。
枝スはフロロカーボンの3〜4号。枝スの長さは10㎝前後。
枝スを出す部分は、幹糸と枝スを直結にする方法のほか、接続ビーズを介して枝スを出すのもOK。鈴木新太郎さんは、接続ビーズを用いた仕掛けを使用していた。
「枝スをすぐに交換できるので、ビーズ仕掛けを好んで使っています。枝スが傷んだとき、サバにツノを呑まれたとき、ツノを交換したいときに、すぐにできるので便利です」と新太郎さん。
サバが多く、仕掛けが海底まで落ちないときは直結式を使おう。直結式の場合、ツノに負荷がかかる。プラヅノは11㎝でもいいが、頑丈な14㎝のほうがいいだろう。
直結式の場合、ブランコ仕掛けよりも数乗りやすいので、ツノ数は7〜10本と多くしよう。
幹糸は8〜14号。幹間は1.5m前後。
直結式はその構造からして、糸を少しでも弛ませると乗ったヤリイカがバレやすい。仕掛けの扱いが難しいので、ビギナーはサバがいないときはブランコ式の使用がおすすめだ。
道糸と仕掛けの間に取り付ける中オモリやヨリ取りリングは、付けても付けなくてもOK。なくてもイカは乗るので好みで使用しよう。

仕掛けを海底に落とし、まずは海底付近を狙う。乗りがいいときは多点掛けを狙おう!

取材当日は乗りがよく、あちこちで多点掛けが見られた。

勝浦沖のヤリイカ釣りは、広い範囲を長い時間流して狙う。反応を見つけたら投入して、反応が消えたらすぐ回収して、何度も何度も投入を繰り返すスタイルではない。
そのため、投入合図とともに即投入する必要はないので、仕掛けが絡まないように落ち着いて確実に投入しよう。
仕掛けを投入したら海底まで落とす。着底する途中に明らかに落下の速度が遅くなったり、落下が止まって糸がフケたときは、サバが掛かった可能性大。すぐに巻き上げよう。サバが掛かっていれば竿先がガクガク揺れるので、そのまま巻き上げてサバを外して再投入する。
仕掛けが着底したら、その時点で乗ることも珍しくない。まずは糸フケを取って様子を見る。乗っていれば、竿先がフワフワ動くので、竿を起こして乗りを確認してから巻き上げる。
着底で乗っていなければ、50㎝〜1m巻き上げてから竿を上下させて様子を見る。また反応が浮いているようであれば、上へ上へと誘い上げてみよう。
1杯乗ったらすぐに巻き上げてくるのもいいが、乗りがいいときは2杯目、3杯目と追い乗りを狙ってみよう。
代表的な追い乗りの方法は2種類。ひとつは1杯乗ったら、そのまま待つ。もう一つは、1杯乗ったらゆっくり上へ上へと誘い上げて(巻き上げて)いく。
大原港「松栄丸」の取材で72杯を記録した新太郎さんは、1杯乗ったら竿をシャクりながら上へ上へと誘い上げて追い乗りさせていた。
「1杯乗ったら、その位置から30mぐらい上まで誘い上げていきます。ヤリイカはけっこう上まで追いかけてきますよ」と新太郎さん。
この時期の勝浦沖は大型の多点掛けが醍醐味。ぜひ多点掛けを狙ってみよう!

以上の記事は「つり丸」2018年3月15日号の掲載情報です。

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