「鬼閃流」を標榜し『釣り』というよりも『オニカサゴ道』といった雰囲気を醸し出す「真澄丸」


取材当日は潮が全く流れず波も高い悪条件の中での釣行となった。

南房の大オニ狙いでは、2㎏オーバーも姿を見せる。船長が常に狙っているのは、2.5㎏クラスだ!

良型のオニカサゴがタモに入り、釣り人と船長がガッチリ握手!

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・船形港「真澄丸」。

オニカサゴを得意としている船は房総各地にいくつかあるが、中でも人一倍どころか二倍も三倍もこだわりを持つのが、館山、船形港の「真澄丸」だ。
高橋忠船長は自他共に認めるオニフリークで「オニカサゴには敬意、畏敬の念すら抱いていますよ」というほど。思いは熱く、巻き上げ途中に「サメだよ」なんてつぶやけば、予想が外れ例え大オニが浮上したとしても没収されリリース。「サメだ、なんて決め付けると巻き上げが雑になる。大体釣りで一番楽しいはずの期待で胸いっぱいの巻き上げの時間を自ら放棄しているようなもんでしょ」がその理由で「ウチのやり方を理解してくれる人だけ来てくれればいい」と言う。
こう書くといかにも頑固一徹な船長のように聞こえるかも知れないが、教えを請えばビギナーにも優しく手取り足取りで丁寧に教えてくれる。取材当日も潮が全く流れず波も高い悪条件の中、オニカサゴビギナーや貸し竿メンバーもいる中で、1名を除き全員に良型(最大1.8㎏)を釣らせ、1匹釣り上がる度に釣り人以上に大喜びする人柄だ。「鬼閃流」を標榜し『釣り』というよりも『オニカサゴ道』といった雰囲気を醸し出す「真澄丸」。この船で夢サイズ(2㎏オーバー)幻サイズ(2.5㎏同)を目指す方が多いのも頷ける。
以上の記事は「つり丸」2018年3月15日号の掲載情報です。
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グッドサイズを2匹キャッチ。オニカサゴは食べてもおいしい超高級魚、刺身や鍋と、タップリ味わえる。