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東京湾アジ釣りを攻略!仕掛け・釣り座・取り込み方法【前田丸】

東京湾アジ釣りを攻略!仕掛け・釣り座・取り込み方法【前田丸】

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・浦賀「前田丸」。今年は東京湾のアジが好調だ。この夏だけでなく、遡れば早春の頃から好調が続いている! しかも東京湾のアジは美味しい! そんな美味魚が数釣れているのだから、これはもう行くしかないだろう!

この夏、東京湾のアジが絶好調だぞっ。 今なら高確率で、数釣りが狙える!1日船では束釣りもしばしば!

この日、永井名人は3投目でトリプル達成!

良型のダブル!

11時40分頃、束釣りを達成した永井名人。

当日のトップは152匹。

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・浦賀「前田丸」。

東京湾のビシアジが、この夏はとにかく絶好調だ。一日船では束釣りを記録する船も多く、複数人が束釣りを記録することも珍しくないのだ。
今回は浦賀港「前田丸」で取材を行ったが、7人が竿を出し、全員が束釣りを達成するという爆釣に恵まれた。

同行してもらった永井名人は11時40分頃に束釣り達成。出船は7時20分なので、正味4時間ほどで100匹をマーク。1投目から一荷で掛かり、その後もダブル、トリプルを連発。仕掛けを落とせば、アタリがなかった投入はなかったという。
取材後も「前田丸」では、浦賀沖で束釣りを記録することがしばしば。悪い日でもトップは60匹前後を記録しているからスゴイ。
さらに湾奥の八景沖や本牧沖でも好調。半日船でトップ50〜70匹をコンスタントに記録している。

東京湾で行われるビシアジは、120〜150号のビシを使う通常のビシアジ船のほか、30〜40号のビシとライトタックルで狙うLTアジ船がある。
出船形態は船宿によっていろいろある。手軽なLTアジ船は午前、午後の半日船。または一日船よりもちょっと釣り時間が短いショート船として出船する船宿が多い。

通常のビシアジ船は一日船、半日船、ショート船のほか、夏場の走水周辺では早朝船もある。
乗船料金も出船形態によってさまざま。釣り時間が短いほど、料金もリーズナブルになっている。
このように乗船の選択肢が広いのが東京湾のアジ釣りの特徴だ。各自の都合に合わせて、乗船する船宿を選ぶといいだろう。

ビシアジタックル仕掛けはこうする

仕掛けはハリス2号前後の、オーソドックスなビシアジ用でOK。ビシは120〜130号。

通常のビシアジ船では、おもに120〜150号のビシが使われる。竿はこのオモリに対応できる専用竿がベスト。専用竿でなければ、7対3〜8対2の先調子竿を使おう。7対3〜8対2調子よりも軟らかいと、ビギナーはコマセをまきづらくなるのでオススメではない。

永井名人は「軟らかい竿だと力いっぱい竿をシャクらないとコマセが出ない。もう歳だからね、竿が軟らかいと疲れちゃう。だから、最近は小さなシャクリで確実にコマセをまけるように硬めの竿を好んで使っている」と話す。
リールは、何といっても電動リールがオススメ。状況によっては水深100m前後の場所を狙うことも珍しくない。そんな水深で手返しよく120〜150号のビシを上げ下げするには、絶対に電動リールがオススメだ。
道糸には、PEラインの3〜4号を300mは巻いておくこと。

東京湾のビシアジで使われるビシはアンドンビシと呼ばれるタイプ。相模湾でよく使われるプラビシは、あまり使われない。
アンドンビシは、製品によって網目の大きさがさまざま。コマセのイワシミンチの粗さにマッチするものを使いたい。イワシミンチが粗いのに、ビシの目が小さいと目詰まりしてしまう。その逆だと、どんどんコマセが出て、仕掛けの落下中にすべて出てしまうこともある。そのため船宿が推奨するビシを使うか、貸しビシを使うのがオススメだ。
中型の片テンビンにビシを装着し、クッションゴムを介して仕掛けをつなぐ。クッションゴムは使用ハリスに適合した太さを選ぶ。長さは30㎝前後が標準。クッションゴムはなくてもいいが、付けていたほうが口切れを多少防いでくれるので、ビギナーは使うようにしたい。

仕掛けはハリス1.5〜2号。大型主体のときや、サバが多くまじるときは、2号以上を使おう。全長2m前後、枝スは20〜30㎝が標準。ハリはムツの9〜11号、2〜3本バリ。サバが多いときは、目立たない銀色のハリを使うようにしたい。チモトに夜光玉などのビーズを付けてもいいが、サバが多いときは取り外そう。
潮が速い時やサバが多いときは、オマツリやハリス切れなどで仕掛けの消耗が激しくなることが珍しくない。仕掛けの予備は、十分に用意しておこう。

付けエサはアカタン、アオイソメも用意しよう

「前田丸」で配られる付けエサはアカタン。

アカタンは米粒大にカットしてハリに刺す。

ビシアジで使われる付けエサは、ほとんどの船がアカタンだ。イカを食紅などで染め、それをカットしたものだ。
船宿によって配られるイカタンの形態はさまざま。今回LTアジで取材した金沢八景「黒川丸」では、米粒ぐらいにカットされたものが配られた。一方、浦賀港「前田丸」の取材では、幅5〜6㎜、長さ5〜6㎝のアカタンが配られた。これを各自で好みの大きさに切るのだ。基本的には米粒ぐらいの大きさにカットしたものをハリに刺す。

このほかアオイソメも付けエサによく使われる。アオイソメは潮が濁ったときに効果的といわれるが、かなりの万能エサ。アカタンで食いが悪いときにアオイソメばかりに連発することも珍しくない。1〜2㎝にカットして、ハリの軸に対してまっすぐ刺すのが基本。

アオイソメは船宿で用意しているところもあれば、用意していないところもある。用意している船宿では別売りで販売している場合もある。用意していない船宿に行く場合は、事前に購入していこう。

出船前に釣り座を整えよう

備えあれば憂いなし。

ビシアジに限らず、ビシを使う各種のコマセ釣りでは、釣り座を整理することが大事だ。これをきちんとしておかないと、仕掛けを回収した時に絡みやすくなったり、投入時に仕掛けが絡みやすくなってしまうのだ。

釣り座のセッティングの一例が、左のイラストで示したとおり。船でスパンカーを立てる場合、船は風に向かう位置関係になるので、ミヨシ側から風が吹いてくる。そのため、ロッドキーパーの風下側(トモ側)にコマセのオケをセットすると、風になびいた仕掛けが絡みにくくなる。イラストは右舷側を描いたものだが、左舷でも同じようにロッドキーパーの風下側にコマセのオケをセットする。

また、足元の周りもきれいにしておくこと。バケツを2つ、3つ置いて作業スペースを狭めたり、ロープの付いた水汲み用バケツなどを置いておくと、仕掛けが引っ掛かったり、絡んでしまうので注意しよう。

正確なタナ取りと手返しの良さが重要

追い食いさせた永井名人! 重量感が増して、ピースサイン!!

東京湾はとくに湾口に近い場所や、航路に近い場所では潮の流れが速いときがある。大潮時は激流のように流れることもあり、120〜150号のビシが着底するまでに水深の倍ぐらい道糸が出ることも珍しくない。
そのため、ビシアジでは正確なタナ取りが重要だ。東京湾のビシアジでは、たいていの場合ビシを海底まで落としてから指示ダナまで巻き上げる、底からのタナ取りでタナを取る。
潮が速いときはビシがどんどん流されて、着底した時点で道糸が斜めになる。道糸が斜めになった状態で巻き上げては、正確にタナ取りできない。この場合、ビシが着底したら、すぐに数m巻き上げて待つ。海中に入る道糸がまっすぐになったら、再度、ビシを着底させる。そしてタナまで巻き上げると、正確にタナが取れるだろう。
とくに潮が速いときは、この動作を数回繰り返すようにしよう。
ビシが着底してタナまで巻き上げる際は、竿を振ってコマセをまく。50㎝〜1m刻みで2〜3回まくようにする。
タナでアタリを待つのは、長くても2分程度。アタリが出始めるまでは、30秒〜1分ぐらい待ってアタらなければ、タナを取り直してみるか、仕掛けを回収して再投入する。とにかく、ビシアジでは一定のペースで手返しよく仕掛けを入れ替えてコマセをまくことが重要。仕掛けを入れっぱなしでは、なかなかアタらない!

アタったら、こうして取り込もう

ポイントにはビシアジ船。

おっしゃー、3匹いるぜ!

刺身かフライか、さあどうやって喰らおうか。

アタれば、コンコンと竿先がお辞儀するのでわかるだろう。アタったら竿を聞き上げてハリ掛かりを確認したら、電動リールのスイッチを入れて巻き上げる。巻き上げ速度は中低速でおこなう。アジは口の周りが柔らかく、高速巻きすると口切れしやすくなるからだ。

海面にアジが見えたらハリ掛かりを確認しよう。ハリがしっかり掛かって口切れしていなければ、抜き上げる。口が切れかかっていたり、ハリ穴が広がっているのが見えたら、タモアミを使って確実に取り込もう。
また、食いがいいときは追い食いを狙って、ダブル、トリプルを狙おう。追い食いの方法はいろいろあるが、アタリがあったらそのまま待つのが一番簡単な方法。2匹目、3匹目が掛かると、魚が暴れる手ごたえが強くなり、重量感も増す。そうしたら巻き上げ始める。あまり待ちすぎると、ハリ穴が広がって、1匹目が外れたりするので注意しよう。
反応が幅広く、高く出るような状況では、アタリが出たらゆっくりと巻き上げていくと追い食いする。

以上の記事は「つり丸」2017年8月1日号の掲載情報です。

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