アタリをどれだけモノにできるか。そこがこの釣りの面白さだ


まるで大型のヒラメのような重厚な引き味を見せてあがってきた。

シーズン初期は第二海堡周りから大貫沖にかけてがポイント。

ダイワフィールドテスター・北本茂照さんは開始早々に本命ゲット。

出船前に船長からエサ付けのレクチャーが。「ツノは折らずに付けるといいよ」

でっぷりとした魚体が目立った。

この日の良型は58㎝、57㎝。この時期は大型のチャンスが高い。

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・横浜恵比寿橋「だてまき丸」。
「季節ごとに魚がいる場所がわかってきました。それを追いかけているので、昨シーズンは暮れ近くまでやりましたよ」と、マゴチ釣りに並々ならぬ情熱をかたむける横浜新子安「だてまき丸」の宮地至人船長は言う。長い期間でマゴチをねらうと、「魚がいなくなっちゃうんじゃないか?」という声もあろうが、「魚は年々増えている」と言うから心配無用だ。
今シーズンは3月第1週にスタートし、順調に良型があがっている。
「シーズン初期は全体的に型がいいよね。あと、あまり知られていないけど、この時期のマゴチは本当にうまいんだよ」と船長。
ポイントは第二海堡周辺。サイマキエサを使った釣りで、言わば東京湾マゴチの第1ラウンド。第1ラウンドのウリは「サイズの良さと味」だろう。アタリからアワセまでの〝勝負〟が早いサイマキエサならではの駆け引きが楽しめる。
「アタリをどれだけモノにできるかがカギです。そうそう簡単にはいきませんが、そこがこの釣りの面白さです」
現在の釣りは初夏の産卵期まで続き、その後はハゼエサの「第2ラウンド」が始まる。
以上の記事は「つり丸」2012年5月1日号の掲載情報です。
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船長の奥さん、真由美さんは当日最大の58㎝をキャッチ。