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アカムツを高確率で釣る方法と仕掛けを教えます!

アカムツを高確率で釣る方法と仕掛けを教えます!

ゴールデンウィークの犬吠埼沖水深250mの大型アカムツ大フィーバーは記憶に新しいが、さらに、今季は最新アカムツ釣法が生まれた波崎沖カンネコ根がすでに開幕し好調だ。年末まで楽しめるはず。そこで、必ず釣りたいあなたのために、Q&Aで疑問に答え、ズバッと釣り方を教えます!

今期は群れ濃くアカムツ高確率キャッチ! 一荷ヒットもあり! 11月まで楽しもう!

一荷ヒット!

2017年アングラーズアイドルの波木井桃子さんも初挑戦でこのとおり。

この持ち方がアカムツ勝利の勲章。

今回、取材にご協力いただいたのは、茨城・波崎「浜茄子丸」。

今年も波崎沖カンネコ根のアカムツシーズンが開幕した。

なんといってもここの魅力は、100m〜150mという水深でコンスタントに深海のルビー・アカムツが釣れること。しかも、軽いタックルで操作可能でテクニカルなことからゲーム性も高く、年々人気は増すばかりだ。

とはいうものの、基本的なことをしっかりといさえないと、なかなか手ごわいターゲットであるのも事実。激うまを味わうためには、タックルから誘い、やり取りまで総合的に学ぶことが大事だ。

「カンネコ根は犬吠埼沖の深場のアカムツフィーバーが落ち着いてからすぐに始めたのですが、初日から50㎝級が顔を釣れました。サイズが少し小さめですが広範囲にアカムツがいるので、今シーズンはまずまずだと思いますよ」とは、昨年から絶好調の釣果をたたきだしている波崎「浜茄子丸」の堀田正巳船長。

カンネコ根は乗っ込みポイント。つまり、一年じゅうこの根周辺にアカムツがいるわけではない。だからシーズンは7月〜11月ごろまで。

仕掛けは胴付き2本バリ。使用オモリが昨シーズンから150号から120号へとかわったので、使えるロッドの幅が大きくなった。誘いを駆使するこのフィールドでは、タックル全体が軽くなることは大変ありがたいこと。
すでにトップ10匹超えはザラという好状況のカンネコ根だが、日ムラもあるのでおいしい1匹を確実に釣りたいなら、基礎をきちんと学んでから、釣りに行くべし!

以下を、しっかり読んで欲しい。

波崎沖カンネコ根アカムツQ&A① 最新の基本タックルとは?

片手で操作できる最新のLTゲームロッドと小型リールの組み合わせでアカムツ釣りができる。

7月〜11月ごろまで楽しめる波崎沖カンネコ根周辺は、水深は100〜160m。黒潮の影響も少なく、めったに速潮になることはない。
そんな環境のため、波崎を基地とする遊漁船では、よりライトに手軽に釣りができるようにするため、咋シーズンから使用する電動リールの道糸を3号に設定し、従来の150号オモリを120号に変更した。

これによりさまざまな竿やリールが使用可能になり、誘い動作もいっそう楽に行えるようになった。

仕掛けはハリス5〜6号40〜50㎝2本の胴付き。ハリ数はこれ以上増やすのはタブー。あまりいい結果は望めない。(2本までと指定する船宿もある)
竿は置き竿にすることが少ない釣り物なので、2m前後の長さのもので7対3調子のものが基本。120号のオモリを背負えるものならなんでもよい。

波崎沖カンネコ根アカムツQ&A② 中オモリは必要か? また、ステ糸の長さは、どれ位が良いか?

アカムツ独特の引きを堪能!小さくてもよく引くぞ。

アカムツフリークの間では、10号前後の中オモリを仕掛けの最上部に付けるのが定番となっている。

中オモリを付けるならば、その役割をきちんと理解することが大事だ。

その役割とは、まず、ハリスの動きに変化を与えること。糸ふけを意図的につくることで、仕掛けに変化を与えることができる。
カワハギ釣りの中オモリの役目と同じだ。

しかし、水深100m以上の深海では、浅場のカワハギのような動きをするかどうか分からない。

しかも、オマツリの原因となることが多いので、慣れない人は、中オモリは付けなくてもよいだろう。

もうひとつの役割は、仕掛け回収時の仕掛けの竿先への絡み防止だ。
市販のものや船宿オリジナルなどの仕掛けを比較すると捨て糸の長さはさまざまだ。
だいたい1m前後が多いようだ。

捨て糸の長さによって、エサの水中でのタナが決まる。つまり、この長さがかなり釣果を左右するのだ。
アカムツは泥地のべた底にいると思われがちだが、遊泳力のある回遊魚であり、底上1m前後を泳いでいると思ってよい。これを基本とすると捨て糸の長さは必然的に1m以上ということとなる。

よって1〜1.8mが波崎沖の捨て糸の長さだ。1mと1.8mではずいぶんと差があるが、ゲストに何が掛かってくるかで、捨て糸の長さを決めるようにしたい。

べた底にいるドンコやユメカサゴが頻繁にヒットするときは、捨て糸は短いと判断。30㎝ほど長くするとゲストのヒット率はぐっと下がるはずだ。

また、2本バリの上バリばかりにアカムツがヒットするときは、アカムツはかなり浮いていると考えられる。そんなときは、捨て糸長目が効果を発揮する。

波崎沖カンネコ根アカムツQ&A③ 餌は何が良い? 大きさは?

エサの定番はやはり、ホタルイカゲソとサバの切り身の抱き合わせ。迷ったらコレだ。

アカムツ釣りなど中深海での釣りでは、最もこだわりたくなるのがエサだ。

基本は、ホタルイカゲソとサバの切り身の抱き合わせ。もしくはホタルイカのみ。まずは、このどちらかでいい。実績も高く、今期もよく釣れている。

近年、ベテランの間で議論されているのは、身エサの大きさについて。
大きな切り身がよいか、小さな切り身がよいか、だれもが迷うところ。

どちらかといえば、ベテランの間では、〝小さめ〟が流行っている。理由は、アカムツによりカンタンに捕食させたいという目論見があるからだ。

大き目のエサはアピール度が高い分、アタリも増えるが、エサを咥えるだけで、フッキングまでにはいたらないことも多い。それを解消するのが、小さ目のエサ。
具体的には、幅1㎝長さ5 ㎝ほどのサバの切り身。できるだけ、身をそぎおとし、水中でヒラヒラとなびかせることが大事。

魚の活性が高いときも低いときもこれで対応可能だ。

大き目のエサもメリットがある。前述のとおりアカムツに高アピールが可能だからだ。
大型のアカムツ狙いならば、大き目の魚の切り身でオーケー。その際、できるだけ身をそぎ落とすことを忘れずに。

〈エサはさまざまなものがある〉

・イカタン…青や赤、緑など好みの色に染めやすく、ルアー感覚で使用可能。

・カツオの切り身…ハラモが主流。また、ソウダガツオなどはエサ持ちがよく実績大。

・サケ皮…身をそぎ、皮のみで使用。エサもちは最強。おもにホタルイカとの抱き合わせで使用。

・ホタルイカゲソ…ツボ抜きした肝付きのゲソのみを使用。小型のアカムツが多いときに有効。1〜2匹分付ける。

波崎沖カンネコ根アカムツQ&A④ アタリが出てから、どうするか? ハリの大きさは大きめOR小さめ?

海面でのバラシが多いのがこの魚。必ずタモ入れを行おう。

最後まで、油断は禁物です。

アカムツのアタリは、はっきりと出ることが多い。しかし、アタリが出てすぐに巻き上げたり、早アワセすると、フッキングしていないことが多いのもこの魚の特徴だ。

では、どのようにすればよいか。

アタリが出たらゆっくりと竿を立てて聞きあげてみよう。そのとき、再び引き込みがなかったり、軽い場合は、フッキングしていない確率が高い。よって、再び底ダチをとり誘いを繰り返す。

ホタルイカのみの場合は、エサが取られていることが多いが、身エサを付けているときは、エサはまだあるので、再度の誘いもオーケー。

アタリ後の聞き上げで、重量感を感じたり、再び引き込みがあったら、アカムツ、もしくはゲストがヒットしている。アワセは、聞き上げ後、テンションを緩めずに電動スイッチオン。いわゆる〝巻きアワセ〟を行う。

巻き上げは、中速以下で。アカムツはアジ同様に口周りが弱く、ハリ穴が広がりやすいので、高速巻き上げはNG。必ず、手持ち竿でやりとりしよう。残り100mこえたころから、何度か「ガクガクガク」と明確な引き込みがある。これが、アカムツ特有の引き。残り10m付近でラストの抵抗があったら、アカムツである確率がかなり高い。

そして、取り込みは必ずタモを使おう。魚が小さくてもタモ入れしよう。

ハリの大きさや種類については、こだわるとかなり悩むところだが、一般的にはアカムツは大き目がベターだろう。

さて、大きめとは何を基準にしているのか? 
ムツバリの16号前後が標準としておこう。

つまり、カンネコ根では小型のアカムツがまじるといえども、〝大きめ〟のハリを選択しておくことが無難。その理由は、ハリ掛かりのよさとバレの少なさ。

アカムツはエサは飲み込むと考えられている。ハリ掛かりするのは、アカムツが逃げだしてから。エサがハリスに引っ張られて口から出ようとするときにフッキングする。
つまり、口が大きい魚ほど大きめのハリのほうがフッキング率が高くなる傾向があるということ。

具体的には、ムツならば17〜18号、ホタなら16〜17号がおすすめだ。

ハリも太軸と細軸がある。カンネコ根では小型も多いので吸い込みをよくするために軽い細軸でオーケー。
太軸バリのメリットは、バラシが軽減すること。水深200m以深の大型狙いのときに活用したい。

波崎沖カンネコ根アカムツQ&A⑤ どのように釣りを展開して行くか?

人気のアカムツ釣り。平日にも関わらずこの通り。早めの予約がオススメだ。

根周りのゲストはコレ。アイナメ足元のタルのなかはこのとおり、アカムツでうまることもしばしばも珍しくない。

越谷市の加藤雄一郎さんは、臨機応変の誘いで10匹キャッチ。

まずは、実績のある基本仕掛けからスタート。朝の第1投目はどんな釣りでも高確率なので、応用タックルではなく実績のあるタックルセッティングからスタートすることがベターだ。

エサもサバとホタルイカゲソの組合わせがよいだろう。 その道具でそれ以降も釣れれば問題はないが、たいていの場合、よほど状況がよいときでない限り、入れ食いにはならないので、必ず、周りの様子を観察することが必要。とくに大事なことを数点挙げる。

・魚が上バリか、下バリのどちらに掛かっているか?
自分の仕掛けでも確認できるが、周りの人のアカムツが上バリ下バリのどちらにヒットしているかをチェックしよう。下バリであれば、通常モードと考え、上バリにヒットしているようであれば、即、自分の仕掛けを確認する。

上バリばかりにアカムツが掛かっているときは、魚が浮いている証拠。対策としては、捨て糸を長め、具体的には1.2m以上とるとよい。

誘いもタルマセなどは行わず、ゼロテンション、もしくは、誘い上げを意識して行うようにする。

・下バリに何が掛かっているかで仕掛けを調整
下バリヒットパターンでは、下バリに何が掛かっているかで、仕掛けや誘い方を調整しよう。

ドンコやユメカサゴばかりヒットしているときは、捨て糸が短すぎ、もしくは誘いでタルマセすぎ。捨て糸を30㎝以上長くするか、タルマセ釣りは行わないようにしよう。

大切なことは、付けエサが確実にハリに付いていることと、そのエサをアカムツの目の前のどれだけ近づけられるかということ。

名人たちは、エサをアカムツに近づけることが、とても上手なのだ。だから、誘いが有効なのだ。

最終的な答えはシンプルなのだ。自分の仕掛けを信じて最後まで諦めないことが大事。今期のアカムツを楽しくゲットしよう!!

以上の記事は「つり丸」2017年8月1日号の掲載情報です。

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