その魅力の一つが、大型でもマダイの味がすこぶるよいこと。一年のなかでこの時期に釣れるマダイの味が一番おいしいと評判


八王子市の小島弘義さんは、日本海でのマダイ釣りは初。船長の指示である基本仕掛けで見事良型を掛け、ファイト中。

小島氏の新潟初マダイがコレ。きれいな魚体が印象的だ。

雪代で緑に染まる海面を切り裂いた美形マダイ。いったいこの船の下に何匹のマダイがいるのだろうか。

ヒットすれば5㎏オーバーもザラである直江津沖。常連さんは軽々このビッグワンをあげてしまった。

最高の夕日を見ながらマダイ釣り!! 夕マヅメのゴールデンタイムもおすすめ。

千葉県からきた秋吉智裕さん。初おろしのショートロッドでダイレクトな引きを体感した。

今回、取材にご協力いただいたのは、新潟・直江津港「第二八坂丸」。
コマセマダイの釣り場として有名な上越沖。日本海の超一級の産卵場であるために、春から初夏にマダイが大挙して回遊してくる。
例年乗っ込みは5月半ばから7月。3月から4月は、乗っ込み前にもかかわらず大型が荒食いすることから、『プレ乗っ込み』と称され、近年、乗っ込み本番より注目されている。
その魅力のひとつが、大型でもマダイの味がすこぶるよいこと。一年のなかでこの時期に釣れるマダイの味が一番おいしいと評判なのだ。
このマダイ釣りを得意とする直江津港「八坂丸」の竹内敏幸船長に状況を聞くと、
「今年は2月からマダイがぼちぼち釣れてます。サイズがいいのですが、数は釣れません。シケが多く出船できる日も少ないのですが、海はこれからますますおだやかになりますし、状況も上向いていくでしょう。シーズンはこれからですよ」とのこと。
メインポイントは直江津沖の人工魚礁周り。例年であれば、高ダナ設定でマダイを浮かせて釣るのだが、今期はちょっと様子が違うという。
定番となっているタナを直撃する重い仕掛けより、ストレートや2段テーパー仕掛けなど軽めのものにヒットが集中しているのだ。この傾向は名立沖でも同じだという。
まだ始まったばかりの上越沖のプレ乗っ込み。雪代が大量に出るといったん小休止してしまうので、早めの釣行がおすすめだ。
以上の記事は「つり丸」2013年4月15日号の掲載情報です。
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