例年にない当たり年の予感! どうなっちゃってんだよスルメイカ


イカのサイズがでかいので、3杯も乗るとかなりの重量だ。

「潮が速いときや、二枚潮のときは強めにシャクる必要があります」とこの日トップの園部健次さん。

二枚潮で釣りづらい状況ながら、一瞬のチャンスをモノにして6杯掛けを達成!

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・千倉白間津港「甚四郎丸」。
今年の南房のスルメイカはかなりいいらしい。ここ数年は夏の盛りにはどうも元気がなく、いつがスルメのシーズンなのかわからないような釣れ方をしていたが、今シーズンは夏スルメを大いに堪能できそうなのだ。
「今年は6月から始めましたが、この時期から安定して乗ることはいままでほとんどありませんでした。今シーズンは間違いなく好調だと思いますよ」と、白間津港「甚四郎丸」の進藤源吾船長は言う。
ここ数年、海水温の上昇のせいか、スルメイカのシーズンを定義するのが難しいような状況が続いていた。一年のうちでもっとも乗ったのが1月、2月だったり、ほぼ一年中狙えるような年もあれば、中途半端にポツポツ乗るだけで、結局本番を逃すというような年も。しかし、やっぱりスルメイカは夏の太陽のもとで釣りたいもの。そんな夏スルメがいま、南房で楽しめるのだ。
この日は、ベタナギ続きの海況にスルメイカも元気をなくしたのか、乗りはいまひとつながら、後半からは特大サイズ交えて多点掛けもちらほら。
スルメイカは大型になるほどツノをよく見るといわれる。18㎝メインだが、プラヅノは新しいものを使うのをおすすめする。電動リールもハイパワーで挑もう。大型多点掛けでありえないほどの重量感を味わおう!
スルメイカ仕掛けはこうだっ

プラヅノは18㎝使用。この日はほとんど人が「ピッカピカ針」を使用していた。潮が澄んでいくので、きれいなもの、新しいものを使おう。

多点掛けも多い。慌てずに取り込みを。

以上の記事は「つり丸」2014年8月15日号の掲載情報です。
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大型のスルメは船上干しにしよう。これぞ夏の風景だ。