呆気ない程の秒殺にドラマティックな逆転劇。ある時は勝利の美酒に酔い、またある時は蚊帳の外に苦杯を舐める


無事タモに入った瞬間。これで、おいしいアラ料理が食べられる!

サメか? 本命か? 海面下に金茶色の魚体が見え、そして本命アラが浮上。最高にうれしい瞬間。

市場では超高級魚のアラ。刺身や鍋ネタ、煮ても焼いてもおいしく食べられる。

こちらもまずまずの型。この日は大アラは出なかったが、「初栄丸」の狙う勝浦沖では5〜10㎏クラスの期待も十分。

エサはサバやイカのタンザク。

アタリのあと根掛かりのような「踏ん張り」を見せる場合は本命の可能性が高い。慎重に。

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・勝浦港「初栄丸」。
「さすがチーム岡本、持ってますねー!」中深場初挑戦者が一投目で4㎏近いアラを仕留める「快挙」に笑顔が弾けた渡辺和明船長。
毎年春の恒例行事となった勝浦港「初栄丸」での大アラ狙い仕立船。かつて同船でトロフィーを手にしたメンバーに、昨年の爆釣劇の主役達がそろった。そんな百戦錬磨のツワモノ達を差し置いて!? この日真っ先に乙姫様のハートを射止めたのは急遽参加を決めた中深場初心者の岸野さん。
「釣れないのが当たり前」と言うのは乱暴過ぎるが、毎回その位の覚悟で臨む我々と、結果を出すべく奮闘する渡辺船長の真剣勝負。
フルタイム時間切れのタフマッチ、呆気ない程の秒殺にドラマティックな逆転劇。ある時は勝利の美酒に酔い、またある時は蚊帳の外に苦杯を舐める。
気まぐれな「幻魚」とツノザメの猛攻に翻弄されながら、誰もが大アラを手にすることを夢見る。
気の置けない仲間が和気あいあいと凌ぎを削った春の午後。この日、ビッグワン浮上は叶わなかったが、3匹を上げて結果は上々。
仕立なら周年アプローチ可能の勝浦沖のアラ。お楽しみはこれからだ!
以上の記事は「つり丸」2014年4月15日号の掲載情報です。
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「幻の魚」とさえ呼ばれるアラは、狙ってもなかなか手に入らない魚だ。そのアラを狙った毎年春の恒例「チーム 岡本」釣行。今年は大アラこそ出なかったが、この3.8㎏など、まずまずの結果に。