4月は絶好期。夏までずっと釣れるから、ビギナーや子供、女性にもオススメだ


マダイロッドの流用でOK。ショートタイプがオススメ。

「ちょうど90匹釣りました!」

幅広のイサキがそろった。

パーフェクトヒットフィーバー!

このような幅広のイサキが居着きのイサキだ。

ランチで出された桜の釜飯は絶品。

下船後、船宿でランチをいただく。季節の料理をだしてくれる。

今回、取材にご協力いただいたのは、静岡・下田外浦港「嘉福丸」。
ゴールデンウイークに確実釣果で思う存分小気味いい魚の引きを楽しみたいなら、南伊豆のイサキ釣りがオススメだ。
ここ南伊豆外浦沖は、大型船の避難停泊エリアになるほど、波静か。しかも、風光明媚だ。
外浦沖〜河津沖でほぼ周年、イサキを狙っている下田外浦「嘉福丸」では、良型美味イサキの爆釣が連日楽しめている。
「河津桜が咲く頃からイサキ釣りが本格化します。2月3月はちょっとシーズン的には早い気もしますが、4月は絶好期です。夏までずっと釣れますから、ビギナーや子供さん、女性にもオススメですよ」とは、糸嘉健吾船長。
乗船した日は、なんとトップ90匹。ひっきりなしの一荷、トリプルヒットに横浜市の中谷行孝さんは大満足。
仕掛けはハリス3号6m、3本バリ。オキアミコマセ、オキアミエサが基本。船長の指示ダナをしっかりと守り、追い食いを意識するだけで誰にでもカンタンに数釣りが可能だ。
船宿は温泉民宿の「ちどり」。料理がおいしいと評判の宿なので、ぜひ泊まりがけでお出かけしてほしい。
釣り方はオキアミコマセ釣り、ハリス6m3本バリ仕掛け。アタリが出たらすぐ上げずに追い食いを狙おう


外浦沖のイサキ釣りは、コマセマダイ釣りの延長と考えていい。
エサとコマセはオキアミだ。
仕掛けはハリス3号6m、3本バリを使用。
指示ダナよりハリスの長さ分ビシをおろし、コマセを振り出しながら指示ダナまで上げ、タナでアタリを待つというもの。
船長は魚群反応を見ながら操船するので、潮の流れさえよければ、コマセ振り出し直後にアタリが来るのがここの釣りだ。
小気味いいアタリが竿先に出たら、すぐに上げずに追い食いを狙おう。
具体的には、最初のアタリの後、そのままそこで次のアタリを待ち、引き込みが強くなったら、ゆっくりと竿を聞き上げる。
ゆっくりとした聞き上げを指示ダナ上3〜5mほどの間で繰り返してから、仕掛けを上げるようにする。
イサキを抜き上げたあとは、ハリ外しなどを使って魚を外すとよいだろう。
入れ食いは、丸一日続くわけではない。潮が流れなくなれば、もちろん食いは渋る。
そんなときは、指示ダナで置き竿でOK。ハリスを6mから8mに長くするのも一手。
イサキの群れの周辺にはマダイもいるので、ハリスを10m1〜2本バリに替えてマダイを狙ってみるのもいい。
イサキ釣りの誘いは、落とし込みではなく、誘い上げが基本。指示ダナからゆっくりと聞き上げるように誘い上げよう。
以上の記事は「つり丸」2014年5月1日号の掲載情報です。
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横浜市の中谷行孝さんは、マダイ釣り名人。久しぶりのイサキ釣りで見事な腕前を披露。トリプルヒットを連発させていた。