銚子沖でヒラメが好調に釣れている。銚子犬若港「孝進丸」では、3㎏級の良型まじりでトップ7枚、8枚と数釣れる日も少なくない


夏のヒラメは元気いっぱい。夏の一日、鈴木新太郎はパワフルな夏ビラメの引きを満喫!

かけ上りはすぐに気が付くけど、かけ下がりは気づきにくい。探見丸があると便利です。海底に変化があるときこそチャンスです」と新太郎。

夏のヒラメはアタリが多い。ボウズも少なく初心者からベテランまで満足できるのが特徴だ。

まじりでイシナギも数釣れた。

ヒラメの口の「狙った場所にハリ掛かりさせる」という新太郎。そのためには、しっかりアタリが取れる穂先の感度が重要だ。

新太郎のヒラメ釣りは、一日手持ちでまめに底ダチを取り、積極的にアタリを出して掛けてゆくスタイル。

今回、取材にご協力いただいたのは、千葉・銚子犬若港「孝進丸」。「これからが夏ビラメ本番です。数はもちろん大型も出ますよ」と「孝進丸」大川文博船長。
房総の他エリアに先がけて6月から解禁した銚子沖で、ヒラメが好調に釣れている。銚子犬若港「孝進丸」では、3㎏級の良型まじりでトップ7枚、8枚と数釣れる日も少なくない。
今回、この夏ビラメ釣りに挑戦したのは外房の若大将こと鈴木新太郎。
「夏ビラメの特徴は、高水温で活性が高く活発にエサを追ってくれることです。これを積極的に攻めて掛けて行くのが楽しいんです!」と新太郎は話す。
その「積極的な攻め」のために選んだ竿がシマノ「リアランサー・ヒラメS250」。「一日手持ちで釣るので、なるべく軽く、エサ交換時などに取り回しがしやすい短めの竿が、夏ビラメにはオススメです」と新太郎。
当日は低気圧の影響でウネリが大きく、底も荒れ気味で少々厳しいコンディション。しかし、手持ちでこまめに底ダチを取り直し丁寧に底をトレースする新太郎は、コンスタントにヒラメのアタリを出してゆく。
夏のヒラメ釣りは手返しの早さも大切。そのために「ヒラメの歯の内側にハリを狙って掛けるよう心がけています。そうするとバレにくいけど上がってからはハリが外しやすく、手返しがよくなるんです。モゾモゾした前アタリからカンカンカンと金属的なアタリに変わったところががアワセ時。ここで、スーッと聞きアワセるようにアワせる。こうすると狙った所にハリ掛かりしやすいんです」と新太郎。
穂先の感度がよく、食い込みのいい「リアランサー・ヒラメ」を駆使する鈴木は、この日竿頭となる5枚のヒラメを上げたが、いずれのヒラメも狙い通りの場所にハリ掛かりしていた。
「夏ビラメは楽しい!」
夏はなるべくライトタックルを

ライトな竿「ライトゲームCI4 M200」も持ち込み、それでもヒラメを釣り上げる新太郎。

「エサ付けも大切。タルの海水の中で手早くハリを付けましょう」と新太郎。

新太郎は親バリは上アゴに、孫バリ(トレブルフック)を背中に刺す。「背中のほうがハリがヒラメから見えなくて、警戒しないから」。
今回、新太郎が使った 「リアランサー・ヒラメ」は、専用に設計されたヒラメ専用竿だ。「S250」、「M270」、「MH270」、「H300」と、長さとオモリ負荷の違う4タイプがラインナップされているが、新太郎が夏ビラメ釣りにおすすめするのは2.5m、オモリ負荷30~80号の「S250」。「短くて軽い竿で手持ちで釣りましょう。短いと操作性がいいので、手返しも早くなる。夏の銚子沖では、1枚釣って手早く再投入すればすぐにアタるってことも多いですよ」とのこと。夏ビラメ釣りでは、手持ちで疲れず、感度のいい竿をチョイスしよう。
以上の記事は「つり丸」2014年8月15日号の掲載情報です。
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