魚探の反応はいいのに、なかなか釣れない
朝早くに出港し、9時ぐらいに泳がせ釣りのエサであるムロアジのポイントに到着。
船長が魚探をつけると、いきなりムロの反応が出ています。
それを見て一気にテンションが上がります。よ~し、いざ、ムロアジ釣りスタート。
おや?なぜか、なかなか釣れないぞ。触ってる感触はあるものの喰いが悪いな。
一匹は上げてみせましたが、追い喰いを狙っても多点掛けが出来ず。なんかおかしいぞ。
場所を何回も変えながら果敢にチャレンジするも、反応がいまいち悪い。12時までにムロがたったの3匹。
どうしたものかと思っていましたが、途中一時間だけ反応が良くなり、仲乗りの堀金さん、鈴木船長にご協力いただき、なんとか15匹をキープできました。
釣っているのはアオムロですが、途中でアカムロを狙ってみたりもしたのですけれども結構難しいですね。
もっとエサ釣りを上手くならないといけないなあ、と腕の未熟さを思い知らされてしまいました。

せっかくの大物が横取りされる
泳がせ釣り用のムロアジも十分に揃いましたので、ポイントを変え、いよいよ本命の泳がせ釣りを開始。
一投目投下~
着底後にすぐに糸ふけを取り、超~ゆっくり巻き上げると竿先がググッと海面に入った。
なにっ!いきなりのヒットだ。
かなりの手応え。最初の突っ込みから3分ぐらいは我慢してゆっくりゆっくり巻き上げていくのですが、なんだか途中で引きが弱くなる。
あれ?こりゃ底物(カンナギ)か。
と思っていると、大きなカンパチの頭の部分だけが浮上してきました。あ~、やられた。
頭より下の部分はサメに食べられてしまってました。くっそ~~。
それから何投か挑みましたが、ムロの怯え感(竿にブルブルの感触)があるものの、どうしても喰い込まない。
近くに大物がいるのは間違いないようなのだが、どうも喰い気が悪い。
上げたり下げたり、誘ってみたりしてみても、どうしても喰い込まない。
しばらくすると潮の流れが変わってきた。ボトムで糸ふけを取っていると、竿先がまたグググッと絞り込まれる。
ヒット!久しぶりのヒーット!
丁寧に丁寧に引き上げるが、さっきのようにサメに食べられるのはいやなので、慎重にしつつも出来る限りのハイスピードで引き上げる。
よし上手く上がった、子カンパチだ。
するとその直後、もう一本の置き竿が反応している。
こちらのエサはシビ(冷凍の小さいキハダマグロ)。
下ろしたとたんにグググーと持っていかれる。この重み、まるで重戦車のようだ。
シビエサだけに、これはかなりの大物だと確信。
少しずつ、巻き上げるが・・・
あ・・あ・・・あ~、すっぽ抜け。
エサを見てみると、食いちぎられた感じで歯型の様なものがありました。
途中まで浮いていただけに残念。
これは多分底物の大物ですね。船長がポイントを分かってらっしゃいますので、次に狙う方はチャンスですよ!
18時に夕食を予約していましたので、ちょっと早めに多良間に引き上げます。
渾身の一投目でかかったせっかくの大物が・・・サメの餌食(涙)
明日にむけて作戦会議
多良間島の「夢パティオたらま」に宿泊。
船を停泊してる前泊港まで徒歩10分くらいのところにある、港に一番近い宿泊施設です。
村役場が管理しているらしく、かなりキレイです。
食事を済ませ、大浴場にのんびりつかって、う~んさっぱり。
さて、鈴木船長、仲乗り堀金さん、私とで明日にむけて作戦会議を行いましょう。
船長より「明日は、時間的に余裕があるのでしたら、水深20~30メートルのところでGTなどをフカセで狙ってみましょう。」との提案。
「そのあとで、島の反対側のポイントに行ってみるというのはどうでしょう。」
島の反対側には私も1度行ったことがあるのですが、大物ポイントがいくつか点在していて、とてもわくわくするところです。
日帰りだとまず行かないエリアなので、ぜひとも行っておきたいと思っていたポイントでした。
「ただ明日行くエリアは、ムロアジを釣るポイントが少ないんですよ。」
「今日上げたムロのストックだけが頼りということですね。」
「いまのところ7匹しかないので、一回一回を慎重にやるしかないですね。」
「う~ん、仕方ないですね。」
缶ビールをぐいと飲み干して作戦会議終了。
明日の大物を夢見て就寝。おやすみなさい・・・Zzzzz
多良間島に上陸。 手前:栄真丸・鈴木船長、奥左:仲乗りの堀金さん、奥右:俊兄
水深20~30メートル、フカセ釣り。浅瀬独特の面白さ。
遠征2日目。さて最終日は、多良間・前泊港からほど近いポイントにて、水深20~30メートルをムロフカセで狙います。
この釣りはおもりをつけずに、ハリにエサをつける一番シンプルな釣り方です。
エサのムロアジを投げたら、PEラインを少しづつ出していきます。
糸を少しづつ出して行くと、ムロの嫌がってる(怯えてる)感じがブルブルと糸を伝って感じ取れます。
何回か流しを繰り返していると、3回目でブルブルからグーングーンとかなりの強い引きに代わり、わざと抵抗して糸を張ると、グーーーーンと糸が引っ張られていきます。
よし、ヒット!
竿を立て、巻き上げる。
底が浅い場所だけに、かなりの引き具合。
横にも引っ張られている。これは、GTの予感。
底のあたりでラインをたるませていると、そのうち根ずれなどのトラブルを起こすことも考えられるので早めに巻き上げ。
かなりの引き。大物釣りとは違った浅瀬独特の面白さが有りますね。
悪戦苦闘の末に上がってきたのは大きなアオチビキでした。
お腹がパンパンで結構立派な型でした。これホントに美味しい魚ですよね。よしっ、良型ゲット!
エサが少ないので、フカセ釣りはこの1回だけで終了。
もっと遊びたかったのですが、やっぱり本命の底物&カンパチを狙いたいので意を決して移動。
フカセで釣れた朝一発目の良型アオチビキ。かなりの手応えでした(ムフフ)
さて、本命の優良大物ポイントへ
船長オススメの島の北側にある優良大物ポイントに到着。
否が応でも期待が高まる。
早速、投下。
すると、すぐにラインが真横に流れる。着底するも、また潮変わりで流れが緩やかになった。潮の流れが不安定だな。
ラインフケをとるために早めのスピードで誘いながら巻き上げると、いきなりゴツゴツ・ゴーンと竿が持っていかれる。
1投目から、ヒット!
手持ちだったのでダイレクトに伝わりました。
竿をキッパーにつける余裕も無く、船のヘリでしばらく堪えて魚の引きが少し弱くなったところで反撃開始。
昨日のように途中でサメに取られるのも嫌なので、早めに巻き上げる。
上がってきたのは、なんと19キロのカンパチでした。やりました~。
幸先が良いのはいいのですが、このあとの潮がわりが心配。
少し場所を移動し、今度は水深200メートルを攻めてみます。
何度か場所移動を繰り返していると、竿にゴツゴツとした反応がきます。
魚が食ってるのか?でも竿が入らない。
どうやらエサに絡んではいるようだが、食い込まないようだ。
ヒラメの釣り方を思い出してしばらく待ってみるが、どうしても食い込まない。
ラインをしっかり張り少し抵抗を作って待ってみるが、それでもダメ。
ゆ~っくり竿を持ち上げて誘ってみると・・・
入った!
根に入られないようになるべく早く底から離す。
あれ?途中から引きが弱くなってきたぞ。なんでだろう?
どんな魚かな?
口を大きく開けて上がって来たのは・・・
ホウキハタでした。お~、高級魚ゲット!
いい感じなので、即、次を投下すると、
またまたホウキハタが上がって来ました。なんと高級魚を2連続ゲット!最高のポイントですね。
ついに生き餌が無くなったので、冷凍シビでやってみましたが反応なし。
最後にアオダイの小さいのを泳がせエサにしてカンパチが釣れ、終了。
今回の釣行では、宮古にはまだまだMONSTERがいる、というのを実感しました。
鈴木船長、仲乗りの堀金さん、遠征お疲れ様でした。ありがとうございました。
釣竿ギル12がこの曲がり。楽しい~(笑)
本命カンパチ19キロ!
ホウキハタは連続で2匹
アオダイ泳がせ釣りにて最後の最後に釣れたカンパチ
そしてホウキハタは刺身と鍋に。最高に美味い!

スープはホウキハタの骨でダシをとっていて、じつに旨いッ。
釣り上げましたホウキハタを、いつものように俊兄の行きつけである料理自慢の居酒屋『新宿 つかさ』さんで調理してもらいました。ほんと~に旨いの一言に尽きます。釣り人の特権ですよね~。
今回お世話になった栄真丸の鈴木船長、仲乗りの堀金さん、ほんとに楽しかったです。次は、例のあのポイントに行きましょうね!フフフ。
また、今回も美味しい魚をさらにおいし~く調理してくれた「新宿 つかさ」の店主・貴ちゃん、いつもありがとうございます。
それにしても、宮古島には、まだまだ未開拓のポイントがたくさんありますね。それに船宿さんも少ないので結構穴場ですよ。
また、MONSTERを狙いに行きます。
今回お世話になった船宿さん、飲食店情報を追記いたします。
【新宿 つかさ】
東京都新宿区西早稲田3-28-1 佐藤ビル B1F
03-3209-1819
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13218662/
【宮古島 栄真丸】
090-1466-6990
https://www.eishinmaru.net/
早朝の多良間島の海。お天気も上々。