コマセをまいてマダイを寄せ、ハリの付いたエサを食わせて釣るコマセダイ。基本的な釣り方は、どこでもほぼ共通だろう。だが、その土地、船、時期によって、微妙な違いがある。この違いを理解して戦略を立てることが、釣果に結びつきやすいのも事実。これがコマセダイの面白味、奥深さでもある。今回の釣行は静岡県・沼津静浦沖のコマセダイだ。
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乗っ込み開始が遅れたぶん、6月も期待できそう!
駿河湾の懐に抱かれた沼津静浦沖は、マダイの代表的な名ポイントのひとつだ。富士山や伊豆の山々を望む湾内は、ロケーションのよさに初めての人は見とれ、波静かな海の優雅さにノンビリしがちだ。だが、この地形がマダイの生息に適し、「モンスター」と呼ばれる超ド級の大型を育んでいる。
ここのマダイはシビアだ。竿を派手に動かすとせっかく寄ってきたマダイは船の下から去ってしまう。それにエサ取りも多い、竿を振ってコマセをまくときはなるべくゆっくりと。誘いも静かにソフトに行うのがコツだ。
今年は乗っ込み開始が遅れた分、6月過ぎまで釣れ続くのではないか。沼津沖は、テクニックと度胸を磨くに最適なフィールドだ!
以上の記事は「つり丸」2012年6月1日号の掲載情報です。
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これも良型だが、モンスター級も潜む沼津沖。