ライトタックルで狙える近場の手軽な楽しいヒラメ釣り


状況のいい日には全員が型を見ることも!

親子でヒラメとムシガレイをゲット!

船の周囲を鳥に囲まれたときはチャンスタイム! 周囲にイワシなどベイトがいる可能性が高く、アタりやすい!!

嬉しい1枚。

まずは1枚を目指そう!

今回、取材にご協力いただいたのは、神奈川・平塚「庄三郎丸」。
平塚港「庄三郎丸」では、3月12日からヒラメ・カサゴ船をスタートさせている。港周辺にイワシの群れがいるときは、朝イチにサビキ仕掛けでイワシを釣り、それをエサにヒラメをメインに狙うのだ。イワシが釣れない場合は、サバの切り身をエサにカサゴやハタの仲間などを狙うという。
今シーズンは、開幕からとくにヒラメが好調。イワシについたヒラメを狙っているが、トップ9枚という日もあり、数釣りが楽しめている。
釣り場は平塚東沖〜西沖と広範囲。取材当日は岸から近い、水深10m前後を主に狙った。オモリは50号を使うので、ライトタックルで手軽に楽しめるのも特徴だ。
「7月ぐらいまで狙えると思います。今年はヒラメが良さそうですよ」とは「庄三郎丸」の望月幸雄船長。
ライトタックルで狙える近場の手軽な楽しいヒラメ釣り。仲間や家族を誘って、ライトな気分でチャレンジしてみよう!
タックルはライト用ロッドと小型両軸リールの組み合わせ

オモリ50号なので、ライトタックルで楽しめる。

竿は50号のオモリに対応した、6対4〜7対3調子のライト用ロッドがあれば楽しめる。
長さは2〜2.7mぐらい。竿を手持ちにしてアタリを待つなら、2m前後の短めが使いやすいだろう。置き竿でアタリを待つなら、2.7mぐらいまでの長めでもOKだ。
今回の取材では永井裕策名人に同行していただいたが、永井名人はシマノ「海攻ヒラメリミテッド Light HIRAME 235」を使用していた。ライトヒラメ用ロッドもオススメだ。
リールは手巻きの小型両軸リール、または小型電動リール。取材当日はイワシ反応についたヒラメを狙い、水深は10m前後がメインだった。浅場をおもに狙うので、手巻きリールでも、仕掛けの上げ下げは苦にならないだろう。
道糸はPEラインの2号以下。150mは巻いておくこと。
仕掛けは胴付き式、2本バリで高アピール

「庄三郎丸」の仕掛けは胴付き2本バリ。

エサ付けは、ハリ先を下アゴから差し入れ、上アゴに抜く。
仕掛けは胴付き式。「庄三郎丸」の仕掛けは2本バリ。1本バリ仕掛けでもいいが、望月幸雄船長によるとアピール度の高さから2本バリがオススメだという。
ちなみに「庄三郎丸」の仕掛けの仕様は、枝ス5号、40㎝。幹糸は6号。仕掛け全長は115㎝。ハリは上バリが丸セイゴ17号、下バリが丸セイゴ15号。
オモリは50号を使用する。魚礁周りや根周りなどを狙うときは、根掛かりすることもある。予備のオモリは多めに用意しておくといいだろう。
エサのカタクチイワシは、下アゴからハリを刺し入れ、上アゴに抜くようにする。こうすることで口を閉じるのだ。上アゴだけに刺すと、仕掛けの上げ下げ時に口が開いて回ってしまい、仕掛けが絡みやすくなるのだ。
この釣りではイワシの元気な動きがアピールして、ヒラメを誘う。そのためエサ付けは、イワシを弱らせないためにできるだけ速やかにおこなうこと。時間をかければかけるほどイワシが弱ってしまう。また力強く握ると、ウロコが取れて弱るので注意しよう。
以上の記事は「つり丸」2018年5月1日号の掲載情報です。
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