料理の釣り記事一覧

「マサバ」の寿司…甘いとかうまいでは表現できない、そんな味

「マサバ」の寿司…甘いとかうまいでは表現できない、そんな味

梅の花の咲く季節。「今年は遅いわね」とスナック『愛』のママがつぶやくと、「あら、家の前の紅梅がひとつ、ふたつ咲いているわよ」と居酒屋『真心』の女将さん。たかさんの、妻の十八番がキャンディーズの春一番で、春めく。ボクはあまりの寒さに、熱い船場汁をすする。やっぱりサバはうまいね。


「ヤリイカ」の寿司…イカ独特の風味、調味料由来ではない甘みがある

「ヤリイカ」の寿司…イカ独特の風味、調味料由来ではない甘みがある

スルメイカは雌が大きくて、ヤリイカは雄が大きくなる。スルメの雌は下町の気のいい小太りのおっかさんで、ヤリの雌は例えばシロガネーゼって感じ。嫁にするならエプロンの似合うスルメイカタイプか、ブランド服の似合うヤリイカタイプか? ボクはヤリイカなんだけど幸せになれそうにないなー。


「カナガシラ」の寿司…僅かに口の中でトロリ。魚らしいうま味も豊か

「カナガシラ」の寿司…僅かに口の中でトロリ。魚らしいうま味も豊か

師走に入ってすぐ、釣り師の方々、地方の漁師さん、鮮魚店の方たちに「マダイがあったらよろしく」とお願いした。が、残念なことに全部不発。今年はマダイに代わってカナガシラで年越しをするしかない。けだしカナガシラはうまい。煮つけを骨までしゃぶりつくし、酒は山形県酒田市の甲類焼酎「爽きんりゅう」に国産レモン。


「カンパチ」の寿司…うま味と甘みが強いのに後味良し。天然ならでは

「カンパチ」の寿司…うま味と甘みが強いのに後味良し。天然ならでは

やたらと新年会のお誘いメールが届いている。なかには二月にやります、というのもある。それじゃあ旧暦の新年会でしょ。まことに日本人はお祭り騒ぎが好きである。今年はいい年だといいな。年末の慌ただしさも終わり、しんしんと冷え込む多摩丘陵の我が家で、小鍋仕立てのカンパチのしゃぶしゃぶで一献。これが実にうまい。


「ムラソイ」の寿司…食感が心地良い。後から、うま味がじわり

「ムラソイ」の寿司…食感が心地良い。後から、うま味がじわり

そろそろおとそ気分から抜け出さなくてはならない時期なのだろうね。たかさんは、新年も若くて美しいお客がたくさん来ますように、なんて祈っているようだが、ボクは新年こそ今取り組んでいる大きな仕事を完成させるのだ、と意気込んでいる。さて、今夜の酒のアテは地味だがうまい魚、ムラソイのみそ汁。


「マダイ」の寿司…口に入れた時は平凡なのに、とにかくうまいのだ

「マダイ」の寿司…口に入れた時は平凡なのに、とにかくうまいのだ

震災から三年近く経とうという師走、被災地に行ってきた。行くと人生観変わるよ、と言われたが、その通り。ボクも被災地の復旧に貢献しなくてはと思い。被災地を見て、悲しくもなったが、それ以上に元気をもらったようである。さて、そんな暮れの夜の酒肴は最近忘れられた感のある被災地、茨城県のマダイのあらの煮つけ。


「クロタチカマス」の寿司…口に入れるとトロッととろける感がある

「クロタチカマス」の寿司…口に入れるとトロッととろける感がある

仕事納めの日に風邪を引く。釣り師のみなさんにとって、風と風邪は大敵。くれぐれも風邪を引きませんように、お祈りいたしております。さて、すっかり風邪を引いてしまったボクは、冷凍しておいたナガスミヤキの皮と骨で潮汁を作り、ネギをたっぷり入れて飲み、風邪を一刻も早く治すつもり。


「ヤイトハタ」の寿司…甘味が感じらて、少しトロリ、とろけ感がする

「ヤイトハタ」の寿司…甘味が感じらて、少しトロリ、とろけ感がする

「あれ、今年ももう終わりか?」。たかさんが紅白歌合戦の新聞記事を読みながらつぶやく。八十路のすし職人・忠さんがヒゲを伸ばし始めた。きっとひ孫のためにサンタさんになるのだろう。ボクはクリスマスに一緒に酒をつき合ってくれる女の子を募集中だけど大苦戦。ヤイトハタのほっぺに塩をして焼く。これで深夜酒をやる。


「クロコショウダイ」の寿司…う、う、うますぎる。不覚にも涙ポロリ

「クロコショウダイ」の寿司…う、う、うますぎる。不覚にも涙ポロリ

とうとうダウンジャケットを出してきた。好きじゃないけど、街角にジングルベル。たかさんが「新年になったと思ったら、あっという間に師走さ」と言ったが、まことに一年は短い。年末は慌ただしく、ほとんど隙間のない生活なので、日々深夜に一人酒。酒は超熱燗、肴はクロコショウダイの酒干し。一人のむ酒はさびしいな。


「カワハギ」の寿司…舌に気持ちを集中させると、甘みと微かなうま味

「カワハギ」の寿司…舌に気持ちを集中させると、甘みと微かなうま味

和歌山県出身の小説家で詩人の佐藤春夫は夕餉のサンマに秋を感じ、新宮特産でみかんほどの大きさの柑橘類「さんず」を搾り食らう。ボクは肝のふくらんだカワハギに去りゆく秋を感じて、古里のならいに従い一尾丸ごとみそ汁で煮て、すだちを搾り食べる。あわれ秋風よ、今季も食べ過ぎて太り後悔するらん。冬はダイエットなのだ。


「ヒラメ」の寿司…ほっぺの握り炙って食す。初めての味だ。うまい

「ヒラメ」の寿司…ほっぺの握り炙って食す。初めての味だ。うまい

数え日が近くなってきた。ただでさえあっという間に過ぎ去ってしまう師走。今年はことさら旅が多いので、正月の用意すらままならず、と言った体たらくだ。久々に家にいる日に、巨大ヒラメの頭を炭火で焼き上げて、身を食らい、その残骸でだしを取り、天王寺蕪を炊いてみた。やはり白身の王様、「骨になってもヒラメ」、いい味を出しております。


「ムロアジ」の寿司…こーんなにうまいのに、どうして安いんだろ

「ムロアジ」の寿司…こーんなにうまいのに、どうして安いんだろ

今年もあと何日と数えられるようになってきた。多摩丘陵は紅葉よりも、裸木が目立つようになってきている。酉の市も終わり、そろそろ酒も冷やよりも常温、常温よりも燗がうまくなってきた。福井県三方湖そばの酒蔵で買った、甘口の酒をぬる燗にして、肴は相模湾の定置網にはいった脂がのったムロアジの刺身。


「アイナメ」の寿司…触っただけで、脂が乗っているのがわかる

「アイナメ」の寿司…触っただけで、脂が乗っているのがわかる

突然の選挙に、新党乱立。平凡なオヤジなので、頭の中がこんがらがって困る。その上、厳しい寒さが到来。こんな冬だからこそ、鍋物がうまいのである。アイナメのすしをつまんだら、その夜は、アイナメの鍋。秋田から送られてきたしょっつるで味つけしたら、矢鱈にうまい。この冬も体重が増えそう。


「ヒラメ」の寿司…これぞ、「生きてきてよかった」という味だ

「ヒラメ」の寿司…これぞ、「生きてきてよかった」という味だ

朝方、あまりの寒さに目が覚めて、ベランダの温度計を見たら摂氏四度。寒いはずだと半天をはおり、七輪を出してきて、お餅の今期初食い。近所の酒屋さんで、ひやおろしの酒を買い、燗酒を今期初飲み。今年も師走が目の前に来たのだな、と燗酒をあおり、肴は「そげ」の昆布締めである。


「アカイサキ」の寿司…皮目の食感と甘みが一級のネタに格上げする

「アカイサキ」の寿司…皮目の食感と甘みが一級のネタに格上げする

師走になるとクリスマスだ、そしてすぐお正月。お父さん受難のときで、おこづかい、お年玉で財布がどんどん軽くなる。そんなときだからこそ一発逆転、大ダイでも釣りに行きませんか? きっときっといいことあります。最悪本命がこなくても、アカイサキは上がるでしょう。これぞ救いの神というやつで、後にはちゃんと本命が待っている。


「ワラサ」の寿司…脂がのっていて甘味が豊かでメチャクチャにうまい

「ワラサ」の寿司…脂がのっていて甘味が豊かでメチャクチャにうまい

いつの間にやら十一月になっていた。時の経つのがやたらに早い。多摩丘陵の木々も色づいて、ブリをはじめ、食べ物総てがうまくなってきた。山梨のおすし屋さんに見事なカブをいただき、長野の知人から天然キノコをいただいた。「わらさ」の頭が目の前にごろんと転がっている。こいつを適当に切って秋の夜長に鍋といきますか。


「ヒラソウダ」の寿司…うますぎて、気がついたら、丼の中は空だった

「ヒラソウダ」の寿司…うますぎて、気がついたら、丼の中は空だった

石川県の加賀温泉郷に泊まり、ゆったり体を癒やしてきた。夕食に出た加賀料理のじぶ煮や日本海の幸が最高だった。たまにはこんな旅もいいよな、なんて帰宅したら、また馬車馬の如く働く日々が続いている。仕方がないので、風呂に温泉の素を放り込んでゆっくり温まり、しおゆでにしたヒラソウダの兜で加賀の銘酒をいっぱい。


「マルアジ」の寿司…淡泊ななかに強いうま味があって、鋭角的な味だ

「マルアジ」の寿司…淡泊ななかに強いうま味があって、鋭角的な味だ

今年もあとわずか一ヶ月あまりとなった。今ではクリスマス以上に盛り上がるハロウィンが終わり、早くもジングルベルを流し始めた店もある。これを聞くと途端にせわしない気持ちになる。今年こそはゆったりじっくり十一月、十二月を過ごしたい。さて秋深し、今宵の酒は淡路島の「別撰千年一」、肴は沼島産マルアジの開き干し。


「ヒゲソリダイ」の寿司…うま味が濃厚。後を引くうまさだ

「ヒゲソリダイ」の寿司…うま味が濃厚。後を引くうまさだ

秋深し、食べもの総てがおいしくなるときである。京都府丹波からは黒豆の枝豆がどっさりと届き、栃木県からは柿が一箱。福井県越前大野からは里いも。新潟県からは新米が来て、京都府丹後から冷や下ろしの酒が届く。外から聞こえる虫のすだきも絶え絶えの深夜、ヒゲソリダイのあら汁に冷や下ろしで、一人酒でもやりましょうか。


「キントキダイ」の寿司…脂がのっていて甘味がある一貫

「キントキダイ」の寿司…脂がのっていて甘味がある一貫

虫のすだきがぱたりと消えた。街にセーター姿が目立ってきた。ラーメン店が混んでいる。「鮟鱇鍋できます」と居酒屋ののれん横に。いつの間にか冬到来、一年でいちばんせわしない月が近づいてきた。ボクもせわしないのでキントキダイの鱗つきの皮を素揚げにして深夜にウイスキーをやる。このひとときが明日の活力を産む。


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